大人気モリスのシンギュラリティカットルビー

ルビーの魅力を活かしたカットをします

モリスシンギュラリティカットをご紹介します。

一つ一つの原石に合わせて一つ一つ形を考えて磨く新しいスタイルも実はモリスが鉱山で採掘しようと思ったときに感じたことで生まれました。シンギュラリティカットのルビーのコンセプトは、「原石が輝いてくれるように磨くだけ…人間が作り出す作品の材料として原石ではなく」人間中心の価値観から地球中心の価値観を表現したい。

私たちは、人間の価値観でいい評価される形だけにとらわれて来たのではないか?いいカットは、左右対称… シンチレーションを最大に…と言いながら、何千万年、何億年かかって生まれた結晶を削って行く。母なる地球の資源は無限ではない、と分かった私たちは、美しいモノをきれいに磨いて、次の世代に受け継いでゆく。鉱山で、果てしない宝探しをして感じたモリスのミッションです。

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古いルビーと新しいルビー

水中や大気中で、岩石や鉱物の破片、生物の遺骸、さらに水中に溶解していた物質などが沈積、または科学的に沈殿したものを堆積物といいます。

このような堆積物が厚く重なり、荷重がかかって固結したものが「堆積岩」となります。堆積岩の大部分は水の作用によってできたもの、あるいは水中に堆積したものなので、水成岩とも呼ぶことがあります。

火成岩や堆積岩に圧力や熱が加えられると、そこに含まれている鉱物の結晶が大きく成長したり、鉱物同士が化学反応を起こして、変成岩となる。片麻岩や結晶片岩、あるいは大理石などは変成岩である。大陸地域でも海洋地域でも、地球の表面はプレートと呼ばれるいくつかの大きな板状の部分に分割されている。

これが互いに移動しながら影響を及ぼし合っているという考え方をプレートテクト二クスと呼ぶ。プレートテクト二クスは、1960年代に提唱されたもので、現在では地球上における地震活動や火山活動、地質学的なあらゆる現象がこの理論で説明されている。

大陸プレート同士が衝突したり、海洋プレートが大陸プレートに沈み込んだりすると、そこでも圧力や温度が上昇して、変成岩を生じる。ミャンマー産ルビーは、このプレートテクトニクスにより南極の場所にあったインドが気の遠くなるような(2~4億年)時間をかけて移動し、ユーラシアプレートと衝突したことで起こった接触変成作用で結晶化した宝石です。

上の図の左側の衝突帯と記述がある部分です。ルビーには、6億年前に南半球で結晶化して世界各国で産出する「古いルビー」とこの接触変成岩起源の2000万年前に結晶化した「新しいルビー」がありますが、その新しいルビーが育つ母岩である大理石の主成分も、ルビーを赤くする着色成分も両方、太古に生きた「生命」が供給源になっているところ…古くからルビーの宝石言葉に「生命」というものがありますが、人の感性がそれを感じていたとしたら驚きです。

接触変成岩起源のルビーと玄武岩起源のルビーの違いは、紫外線域の光線にあたった時の反応です。左が玄武岩起源、右が接触変成岩起源(ミャンマー産)のルビーです。この鮮赤色反応は、太古よりルビーの伝説に登場しており不思議な輝きが人々を魅了してきました。ミャンマー産ルビーが特別たる所以です。

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