天然無処理ルビーのトレーサビリティ

採掘からのお届けまで一貫して行うモリス

モリスはルビーの専門店。それも、ミャンマー産の天然無処理の美しいルビーだけの専門店です。

モリスは採掘から販売まで一貫して行うことができる「ルビーのトレーサビリティ」を確立し、全ての作業の中で宝石を取扱った際の記録を作成し保存しておくことで、この石がどこから来たのかを調べたり(遡及)、どこに行ったかを調べたり(追跡)することができます。

「追跡可能性」と意訳される「トレーサビリティ」は食品だけでなく広く様々なものにも適用される内容ですが、今回はモリスにおける「ルビーのトレーサビリティ」を確立するまでをご紹介いたします。

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採掘からカット研磨そしてルビー研究所

実際にミャンマーに行った際に感じたのは宝石ルビーを探しに原産地へ行き、ぷらっと買い付けしているレベルでは、本当に希少な天然無処理で美しいルビーを手に入れることはできないと感じました。

日本の宝石商としては初めて、外部委託ではなく、自社社員が鉱山に駐在し採掘の現場に入ったモリスは、天然無処理で美しい原石が極端に少ないことに気付きました。品質ごとに出現率を見ていくと資産性の高いジェムクオリティは、ほぼ採掘されないことが分かったのです。

研究を目的に天然ルビーの原石に鉱山で触れるようになったので、自社で加熱処理の実験も行い、宝石学会で加熱前後のルビーのインクルージョン(内包物)の熱変化を顕微鏡で撮影し、発表しました。天然無処理で美しいルビーは、採掘の効率が悪く事業として成り立たないと感じました。

現地に駐在し研究を続ける宝石商はもちろん、鑑別業者、博士もおらず、天然無処理のルビーについては、そのほとんどが、消費国のサンプル、もしくは中間業者の用意するサンプルで研究が続けられていました。自社で加熱実験まで行って良かったのは、かなり高い精度で、ルビーの処理の有無と原産地がルーペで一つで見分けられる様になった事です。

美しいルビー(天然無処理のルビー)を販売するためには美しいルビーを手に入れること

ルビーを見る時は「自分がお宝として持っていたいか?」という目線を大切にしています。ビジネスであれば、採算が合うか?合わないか?を最初に考えてから始めるのが普通ですが、その場合は売ってお終り。その前のことも後のことも考えない中間業者のようなビジネスです。

モリスは自信を持ってお宝だとオススメできるものだけを扱いたいと考えています。

そのためには自らの眼で原産地で確認する必要があったのです。いつか受け継がれるその時にその方と贈られた方のお気持ちをつぶさないために、本物でのお宝であることは、経年変化しない宝石ルビーを販売するには大切なことです。

今後は、そのノウハウをこのHPでご紹介していきたいと思います。処理の有無によって、手放す時の売値に100倍の差が出ますので、気をつけたいポイントです。

大切な思い出をいつまでも変わらぬ姿で保存してくれるカプセルのような存在が宝石ルビーです

ルビーは結婚指輪や記念日(アニバーサリー)で贈るジュエリーにおすすめです。

アニバーサリーといえば、忘れたくない想いを形にして残すことであり、それを日本語では記念といいますが、大切な思い出をいつまでも変わらぬ姿で保存してくれるカプセルのような存在が、モリスでは天然無処理で美しいミャンマー産ルビーであり、「宝石」なのです。

いつか受け継がれる時に、プロが見たら「天然無処理で美しいミャンマー産ルビーじゃないですか!」「譲ってください!」と言うことでしょう。その時に、思い出がキラキラと輝きだすはずです。宝石の定義は、美しく、希少性が高く、経年変化のない天然の石です。安心して、「好きなルビー」「相性のいいルビー」を選んでください。

 HISTORY

ミャンマー産天然無処理ルビー専門店モリス

モリスは、ミャンマー産の天然無処理で美しいルビーをお届けするジュエラーとして、2000年に創業。扱うルビーはミャンマー産の天然無処理ルビーのみ。ルビーの品質は原石で決まります。美しい原石は、極端に希少性が高いため、一般的に流通するルビーは、美しさの改良を目的とした人為的な処理がされています。モリスは、「美しく」「希少で」「経年変化がない」という宝石の定義にのっとり、人為的処理を一切していないルビーだけを、IDナンバー、品質保証書と共にお届けしています。

何百年も変わらない姿で輝き続けるモノは、宝石以外にあるでしょうか?経年変化が無い宝石ルビーは、持っていた人のことを伝えながら受け継がれていく「文化遺産」です。

人類最古の文化の一つとされる宝石は、化学技術の発達とともに増えている、人為的な技術で量産された、いわゆる商業的なものと区別されなければならないと考えます。

「受け継がれるときに宝物として誇りに思えるルビーでありたい」自らが責任を持って品質判定し、保証する為にトレーサビリティを確立しましたが、将来の宝石文化を考え、そのデータをスイスや米国の宝石研究所と共有しています。処理の有無、産地同定の研究に重要な天然無処理のインクルージョンデータの共有は高い評価を得ています。

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