Concept
永遠を表すダイヤモンドと、愛を表すルビー。ダイヤモンドとルビーで「永遠の愛」を誓う婚約指輪です。ルビーの両サイドにさりげなく輝くダイヤモンドを添えた、ストレートラインのシンプルな婚約指輪です。結婚指輪との重ねつけにも相性がよく、花嫁に人気の婚約指輪です。
ルビーの特徴
最高のルビーが産出するミャンマー産ルビーの中でも、特に美しいルビーです。透明度が高く、色調の素晴らしい原石をシンギュラリティカットで仕上げました。原石の大きさを最大限に残しながら、通常であれば平らなファセットがつく上部のテーブル面の場所にローズカットに近い形に磨き、下部のキューレット側には、通常の形にしました。写真でご覧いただくと4時方向のくぼんだ部分は、生地不足は、そのまま残しました。モリスシンギュラリティカットの考え方によって、次の世代の職人さんに任せたいと思います。このルビーを再研磨すれば、ジェムクオリティになるでしょう。しかし、大きさは、全体のバランスを見ると0.5ct台になるかも知れません。一度、削り落とした生地は、もう二度と元に戻ることはありません。迷うことなく、モリスSGカットで、大きく残しながら、魅力を活かす形にしました。さて、そもそも、母なる地球の希少資源の象徴である宝石は、人が手を入れて加工しないものです。それが、18世紀、ダイヤモンドが台頭してきた時代から、カット研磨についての情報が、ダイヤモンドの評価に加わりました。無色透明で、光の宝石であるダイヤモンドは、色は無色、クラリティ―(透明度は高く、内包物はない方が良い)、カラット(~ct)、そしてカット(研磨の状態)いわゆる4Cですが、これが世界的に広まったために、ルビーを含めた他の宝石を見る時にもダイヤモンドの評価方法が影響を与えるようになりました。お店でご覧になられるダイヤモンドは、ほとんどすべてが、天然無処理であり、人為的に美しさの改良を目的とした処理がされている場合は、その旨が明記されているはずです。ほとんど無処理であることから、見た目が大切になってくるのです。縦横を100とした場合、高さが約60%で、テーブルに対してキューレットの位置も、シンメトリー(左右対称)であればあるほど評価が高いとされます。いまの宝石の業界は、90%以上がダイヤモンドで構成されているので、ダイヤモンドを評価する方法が世界で一般的になりました。商業的な品質管理には必要な事だったのかも知れません。しかし、ルビーの場合は、流通するそのほとんどが、人為的に処理されたもので、天然無処理のモノはほとんどありません。それなのに、時々、少し歪んだ天然無処理で美しいミャンマー産ルビーをみて「歪んでいるから減点しないと…」などと発言するプロがいることに驚きます。ダイヤモンドの数百分の1しか産出しない天然無処理で美しいルビーの原石は、それだけで普通のダイヤモンドより遥かに宝石としての希少性は高いのです。ルビーを見る時は、ダイヤモンドと同じではないのでお気を付けください。このルビーのように、少し変わった形、歪んだ形であればあるほど、原石のレベルが高い可能性があります。
17JL0016
カラット | 0.72ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | Jewelry Quality |
Cut(カット) | MORI’S SG cut |
Size(サイズ) | 5.5㎜/4.8㎜/3.1㎜ |

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知っておきたい、宝石選びの基礎知識