ダイヤモンドの個性
ARABESQUE

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ダイヤモンドの個性
ARABESQUE

ダイヤモンドの個性

◇ D21MRM001 重量:0.76ct 寸法:5.8-5.9×3.6mm

MORI'S BRIDALより来春発表予定の婚約指輪(エンゲージリング)【ARABESQUE】に留めるダイヤモンド。

ダイヤモンドの婚約指輪は、「ジェムクオリティ」の中からカラット、カラー、クラリティのどの希少性に重点をおくかを予算に合わせて決めていくと、満足のいく選定ができます。そこでダイヤモンドの品質の見分け方について説明させていただきます。ダイヤモンドの価値は、美しい輝きと希少性で決まります。美しい輝きは素材の善し悪しとカットでその程度が決まります。美しく輝くダイヤモンドの絶対条件は、原石の透明度が高く、グレーみやブラウンみ、蛍光性、グレイライン(結晶成長する時に生じるねじれのような線)などがない素材であることです。このような素材に優れたカットが施されたものがビューティグレードSの美しく輝くダイヤモンドです。次に希少性について、重量(カラット)、色(カラー)、内包物やキズ(クラリティ)などを確かめる必要があります。カラット(1カラットは0.2グラム)は重さの単位ですが、1カラットより3カラットの方が希少であるのは明らかなことです。カラーは無色透明が最も希少でGIA(米国宝石学会)基準によるとDからZまで23段階で、順次黄色みを帯びていきます。また結晶時に取り込まれたり発生した異物や亀裂を内包物(インクルージョン)と言います。クラリティの等級は、10倍の拡大でもそれを発見するのは困難である(VVS)、どうにか発見できる(VS)、楽に発見できる(SI)、肉眼で見えるもの(I)に分類されています。10倍で拡大して見える、見えないということは美しさには直接関係ありませんが、VVSがVSよりも、VSがSIよりも希少性が高いと判断されます。来春モリスブライダルより発表予定のARABESQUEに留めるダイヤモンドは、カラット  0.76ct 、カラー  D、 クラリティ VS1 、カット 3EX のジェムクオリティを選びました。このダイヤモンドの美しさは、虹色の分散光、煌めき、強い輝きのほどよいバランスで成り立っています。自然の力によって一つひとつ個性を持って生まれたダイヤモンドの原石は、人間の技術によってまた一つひとつ個性が与えられます。◇出典(参考文献)諏訪恭一「宝石」品質の見分け方と価値の判断のために 世界文化社

この記事を書いた人

服部店長
株式会社モリス
京都三条本店 店長