ダイヤモンド 9D064
Carat(重量) | 0.304ct |
Size(寸法) | 4.39 - 4.41 x 2.62 |
Quality(品質) | GEM (F - SI1 - 3EX HC) |
Fluorecence(蛍光性) | FAINT |

ダイヤモンドの特徴
「今日のダイヤモンド」を太陽にかざしながら優しく動かすと、ダイヤモンドの細かいファセット(ダイヤモンドのカット面)からの反射、ファセットからの光の煌めきが美しく、ずっとダイヤモンドを眺めていたくなります。「今日のダイヤモンド」の美しさの要因は、シンチレーション(Scintillation)によるものです。シンチレーションは、ラテン語のScintillaに由来し、チカチカと光る閃光を意味します。この美しく煌めくダイヤモンドを10倍のルーペで拡大してみました。するとダイヤモンドのテーブル(一番上の8角形の面)の左上に、カーボンスポット(CARBON SPOT)が確認できました。このように黒く見える内包含有物は、全てカーボンと呼びます。殆どの場合、小さなワレであったり、ダイヤモンドの結晶であったり、あるいはその他の透明鉱物であることが多く、稀にグラファイト粒子やガーネットの結晶であったりもします。カーボンは美貌を大きく損ねるためクラリティグレードに及ぼす影響も大きいのは確かです。ダイヤモンドのクラリティグレードを決定する場合、同じ性質のキズであっても、その位置によって大きく影響されます。普通テーブルをはずれ、外側であるほどグレードに及ぼす影響は少ないのですが、「今日のダイヤモンド」はテーブル面にカーボンが存在しているため、クラリティグレードが「SI1」Slightly Included(スライトリー・インクルーデッド1)10倍に拡大して特徴(個性)等が明確に発見できる、と評価されます。しかしあくまでもそれは評価基準であって、相性のよいダイヤモンドの選び方とは全く関係はありません。4Cの評価基準が高くても、輝かないダイヤモンドを幾つも見てきました。「今日のダイヤモンド」の重量は、0.304ct、カラーグレードは無色のFカラー。カットグレード、仕上げ(研磨状態・対称性)は、全てエクセレントという評価です。そして蛍光性は、Faint Blue。かすかにブルーを発するそのさまは、幻想的な世界へと誘われます。さてこの個性を持つダイヤモンドですが、モリスブライダルで人気のキューピットという婚約指輪にセッティングしました。その人気の秘訣は、ハートの形をしたルビーです。ルビーは愛を表す宝石です。永遠を表すダイヤモンドとルビーで「永遠の愛」を表すブライダルリングに相応しい伝統的な形です。