新春
GEMルビーフェアの
ご案内

モリスルビー 22SR0081 0.22ct Myanmar Gem
ルビー専門店モリスは、2023年1月5日(木)より、新春イベントとして「GEMルビーフェア」を開催いたします。モリス京都三条本店とモリス銀座店でご覧いただけるルビーをご紹介させていただきます。本日ご紹介するルビーは京都三条本店のルビーです。(ここより「今日のルビー」より抜粋)
小粒でハイクオリティの天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、質の高い生地、希少な結晶を大切にファセット(切子面)をつけて磨きました。
少しおどけた感じが良い表情だと思います。完全なラウンド型のブリリアントカットにしたら目の覚めるような輝きを放つと思いますが、そうすることで、現在のサイズ、縦3.6㎜/横3.1㎜/深さ2.2㎜、重さが0.22ctが、縦横3㎜弱、重さは0.15ctぐらいまで小さくなってしまうと思います。見た目は良くなりますが、希少な結晶の生地は二度と戻ってきません。それよりは、この少し歪んだ形のままでいい…という方がいらっしゃったら、このままのおどけた感じのルビーの形を楽しんでいただきたいと思います。私たちモリスは、こういう発想をシンギュラリティカットと呼んでいます。シンギュラリティとは、唯一無二、たった一つという意味です。インターネットで調べると特異点などと主に宇宙のビッグバンが起こった瞬間(収縮が爆発、拡大に転じた瞬間)を指して使われることが多く、AIが人間の頭脳を越える瞬間といわれます。
人間中心から母なる地球に育んでもらっている…自然中心への軸へ
モリスの場合は、地球上のすべてを人間が支配していると勘違いしていた人間中心の考え方から、母なる地球に育んでもらっている…自然中心へと軸が変わった瞬間という意味もこめてシンギュラリティと呼んでいます。既成の形にとらわれずに、一つ一つ違う原石の形に合わせて磨くだけ…ジュエリーにする時の手間は何倍もかかりますが、そこは人間の側が一生懸命に働く、工夫して、世界にたった一つしかない宝石と向き合うという考え方です。このルビーの品質は、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーのジェムクオリティです。このラウンド型に結晶のおまけがついたような形は「ボクは貴重だよ!」と自らアピールしているようでかわいく感じられます。いつか…なぜ、こんな歪んだ形で生地を残したのか?その意味が当たり前に分かる日が来ると思います。そして、このルビーをルーペで覗いていただくと、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーのお手本のような、シルクインクルージョンの中にスタッビィ状結晶インクルージョンが浮かんでいる姿がはっきりと見えます。
2022年ご挨拶
いつもルビー専門店モリスをご愛顧いただき誠に有難うございます。今年も今日が最後の日となりました。今年2月から東京上野・国立科学博物館で開催された「特別展 宝石 地球がうみだすキセキ」では、6ctを越える「ジェムクオリティー(ピジョンブラッド)のモリスルビー」を展示協力させていただきました。続いて7月から名古屋市科学館で開催された同展では、二度に渡り京都駅発「バスツアー」を企画し、多くの皆さまにご観覧いただきました。この特別展では、宝石を科学的視点、文化的な視点で紐解かれ、世の中の宝石に対する見方が大きく変わったと思います。宝石は単に、装飾品という意味ではなく、地球と人類の関わりを感じさせてくれる重要なものだということをご理解いただけた素晴らしい博覧会になったと思います。また8月には「時間と場所を越えて受け継がれれる宝石」と題し、国際文化会館にて諏訪貿易会長 諏訪泰一氏の特別講演会を開催しました。定員オーバーになったこの講演会では、宝石品質判定を生みだされた逸話や、宝石の価値をどうやって見分けるのか?本質的なお話に参加者より喜びの声が集まりました。そして今年5月にミャンマーモリスの工房メンバーを日本に招致し、12月1日、「モリス京都工房」がグランドオープンし、本格的にもの創りをスタートさせました。ミャンマーのルビー鉱山からお客様のお手元まで全て自社で完結することとなりました。これもご支援いただく皆さまのお蔭です。重ねて感謝申し上げます。これからも「受け継がれる価値のあるお宝ルビーをお届けし、感動を創造する」をコンセプトに、日々精進してまいります。今後ともモリスをよろしくお願いいたします。皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。モリス京都三条本店 服部典子
年末年始休業日のお知らせ
2022年12月29日(木)から2023年1月4日(水)まで、誠に勝手ながら、休業とさせていただきます。年明けの通常営業は、2023年1月5日(木)からとなります。ご不便ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。