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新春
GEMルビーフェアの
ご案内

モリスルビー 22SR0019 0.26ct Myanmar Gem

ルビー専門店モリスは、只今新春イベントとして「GEM STONE展」を開催しています。毎日、モリス京都三条本店とモリス銀座店でご覧いただけるルビーをご紹介しています。本日ご紹介するルビーは、モリス銀座店にてご覧いただけるルビーです。(ここより「今日のルビー」より抜粋)

紫味を感じさせながらしっかりとした赤色の色調と彩度の高さ、テーブルに対してクラウン(中心部分の平らなテーブルを取り囲む三角形、四角形の切子面)の割合が大きいのが特徴的なプロポーションのルビーは、ミャンマー中北部の中山間地域にあるモゴック鉱山で産出された丸い原石をラウンド型ミックスドカットに磨きました。

テーブルとクラウンの割合については、ガードル(外側の輪郭の部分)とテーブルの高さと原石の生地の形によって自ずと決まってきますが、宝石下部パビリオン側との割合も関係してきます。ダイヤモンドの場合は、直径100に対して深さが56%~59%がラウンドブリリアントカットのベストだといわれていますが、ルビーの場合は、色の濃淡によって違いはあるモノの65%ぐらいがベストです。そしてクラウンとソーエイブル(ソーヤブル)というピラミッドを上下に2つ合わせたようなキレイな原石の場合は、クラウンの高さをパビリオン側の割合を見ながら原石を人間がソーイング(テーブルになる部分から上の小さくなる側とテーブルから下の大きな部分の2つに切り分ける)しますので、良い割合に調整できますが、ルビーの場合は、基本的にソーイングはせずに、原石の形に合わせて研磨していきますので、ガードルの上下のバランスを調整する選択肢はありません。

ルビーの形の個性を活かして

このルビーは、サイズが、縦3.6㎜/横3.4㎜/深さ2.2㎜、重さ0.26ctで、縦横と深さのバランスが62%で、ベストなのですが、ガードル部分の上下のバランスで上の部分がほんの少し大きいため、結果的にすこしクラウン側が大きなルビーになっています。特徴としては、フェイスアップ(上から見た姿)でテーブル中心部にテリの弱い部分ができます。ただ、少し角度を変えると表情を変えながらファセットから輝きが湧き上がってくるので、このルビーに関しては、ガードルから下の深さがあと0.3㎜あれば完璧だったかもしれません。…ということは、リカット(再研磨)すれば、更に品質がアップするということで、将来的な楽しみにしたいと思います。

このルビーの品質判定のクオリティスケールは

美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」ジェムクオリティ(最高級品質)です。

この記事を書いた人

梅澤店長
株式会社モリス
モリス銀座店 店長