ダイヤモンド D23ALM010
Carat(重量) | 0.309ct |
Size(寸法) | 4.37 - 4.38 × 2.67mm |
Quality (品質) | GEM(F - VS2 - 3EX HC) |
Fluorecence(蛍光性) | None |

ダイヤモンドの特徴
「今日のダイヤモンド」は今春モリスブライダルで発表した「TSUTANO-TSUTAE」に装着したダイヤモンドです。ダイヤモンドを10倍のルーペで拡大して見てみると、時計でいう11時の位置に小さな細長いインクルージョン(内包物)が見つかりました。でもそれ以外は透明度が高く、とても美しいダイヤモンドです。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)見た時、四角い形が二つ見えます。カットの善し悪しは、その四角い形を観ればほぼ分かります。ダイヤモンドの直径とそのテーブルといわれるダイヤモンドの一番上の平らな面のテーブル%が、ダイヤモンドの直径サイズに対し、60~62%の場合、直線の正方形になります。やや内ぞりになるのが57%。やや外ぞりになるのは、63%です。「今日のダイヤモンド」は丁度いい、やや内ぞりの57%です。これも好みになるのですが、私は個人的には、57%が丁度バランスが取れていて好きなプロポーションです。皆さまも、このような目線でダイヤモンドをご覧になるのも楽しいかもしれません。さて、ダイヤモンドは「永遠の輝き」「この世で最も硬い」「無色透明・純潔・無垢」と、婚約指輪に相応しい理由は沢山あるのですが、もう一つステキな物語をご紹介します。15世紀の中頃まで、ただ硬いだけで磨きようのない宝石とされてきたダイヤモンド。古くから宝石職人たちは何世紀もかけてこの頑固な硬い石をどうにかカットしようと研究を重ね、色々なカット方法を試みてきましたが、誰一人としてダイヤモンドを磨くことはできませんでした。そこで15世紀の終わりごろ、ベルギーに宝石職人ベルクェムが登場します。彼は親方の美しい娘に恋をしてしまいました。そして親方に娘との結婚を申し入れましたが、足が不自由で貧しく風采もあがらないベルクェムに親方が美しい娘との結婚を許すはずもありませんでした。しかし腕ききの職人を手ばなすわけもいかず、親方は名案を思いつきます。「もしお前がダイヤモンドを磨くことに成功したなら、娘との結婚を許す」と難題を出したのです。しかしべルクェムの人間離れした創意と工夫、永い年月にわたる血の滲むような苦労の結果、今の西洋の諺として残る「ダイヤモンドはダイヤモンドによって磨かれる」という通り、これまで幾世紀に渡り誰もが気付かなかった画期的なダイヤモンドの研磨方法を発表しました。親方の娘は、その姿に、尊敬から愛にかわり二人は素晴らしい愛に包まれた人生を送ったという愛の物語があります。ダイヤモンドの宝石特性そのものが、変わらない愛の象徴として相応しいのですが、そのダイヤモンドの美しさを引き出すカットの発明の中にさえ、愛情を表現するに相応しい話が残れていたのです。輝きから紡ぐ「永遠の愛」の物語。このTSUTANO-TSUTAEの婚約指輪(エンゲージリング)のコンセプトは「永遠に…あなたを守りたい」。側面には、それぞれ愛を表すルビーを一石ずつ留めています。永遠を表すダイヤモンドと愛を表すルビーで「永遠の愛」。この夏、最愛の人と幸せな未来へ歩き出されませんか?