ダイヤモンド MD0010
Carat(重量) | 0.02ct |
Size(寸法) | 1.6mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | None |

ダイヤモンドの特徴
「今日のダイヤモンド」は、直径1.6㎜のメレーダイヤモンドです。カラット(重量)は、0.02ct、カラーは、ほぼ無色のGカラー。クラリティはVSクラス(Very Slightly Included/ベリー・スライトリー・インクルーデッド)熟練の鑑定士が10倍に拡大して微小な特徴(個性)等の発見ができる程度の、とても透明度の高いダイヤモンドです。この可愛い小粒のダイヤモンドを顕微鏡で80倍に拡大して見てみました。するとダイヤモンドをフェイス・ダウン(ひっくり返して裏から見た場合)の状態で見た場合、PINPOINT(ピンポイント:針の先でついた位の微小インクルージョン)が数個集まって存在していました。このインクルージョンは、グループピンポイントとも呼ばれていますが、「今日のダイヤモンド」はそれがまるで天の川のように見えるのです。天の川といえば、日本で古くから伝わる七夕伝説。毎年7月7日、年に一度だけ、織姫様が天の川を渡って、彦星様のところへ会いに行きます。7月のお月様は、必ず上弦の月になるため、船に見立てることもありました。そして夜遅くに月が沈み、月明かりにかき消されていた天の川が現れてくるのです。そんな情景をダイヤモンドの中で表現されているようで、顕微鏡をのぞきながら、ロマンチックな気持ちになりました。さてこの直径1.6mmの天の川が見えるダイヤモンドは、どのようなジュエリーに使われるのでしょうか。「永遠の愛」を誓う結婚指輪の表面に一石留めることもできます。またこのダイヤモンドの天の川に似たインクルージョンのように、小さなメレーダイヤモンドを美しく並べて豪華な輝きを楽しむのも良いかもしれません。小さなメレーダイヤモンドを「屑ダイヤ」と表現する人をたまに見かけます。「屑」を辞書で調べると①物のかけら・切れ端などで、何の役にも立たないもの。②良い部分を選び分けた、または使った残り。と書かれています。「屑ダイヤ」とはとんでもない呼び方だと思います。メレーダイヤモンドは、「屑ダイヤモンド」ではなく、丸くてあまり大きくないもの、つまり「粒ダイヤモンド」と呼んであげて欲しいです。