ダイヤモンド MD0021
Carat(重量) | 0.02ct |
Size(寸法) | 2.0mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | None |

ダイヤモンドの特徴
「今日のダイヤモンド」は、直径2.0㎜のメレーダイヤモンドです。カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス。熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等が発見できる程度のため、肉眼で確認することは難しいでしょう。そこで80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。すると極小さなクリスタルインクルージョン(結晶内包物)を2つ確認することができました。自然が創りだすダイヤモンド。この結晶がいつ、どのようにしてダイヤモンドの中に取り込まれたのかは分かりませんが、なんとも愛おしく感じます。この直径2.0㎜のジェムクオリティのダイヤモンドは、愛の宝石ルビーと共にブライダルリングに使用する予定です。現在の婚約指輪の前身は、何の飾りもない鉄の輪のみでした。古代ローマでは結婚の約束を公に誓うものとして、生の輪廻と永遠の象徴である「指輪」を贈ることが伝統でした。プリニウス(西暦23~79年)の時代には、指輪はまだ鉄製で、金が使われるようになるのは、2世紀に入ってからです。その後、指輪を贈る風習は、キリスト教徒によって継承され、結婚式で重要な役割を演じるようになりました。15世紀になると指輪が象徴する「永遠」の意味が、夫婦の愛と誠実を象徴するルビーとダイヤモンドによって更に強調されるようになります。ルビーとダイヤモンドにまつわる神秘的な伝説は、時代を経て現代まで伝えられています。キリスト誕生の何百年も前にダイヤモンドが最初に発見されたインドでは、石の美しさよりも、その魔力ゆえに珍重されていました。当時、ダイヤモンドを所有するものは、蛇や火、毒や病気、盗難などの災いから守られるとされていました。インドではダイヤモンドの高貴な色が、身分を象徴するとされていたため、純白のダイヤモンドが最も高価とされていました。熱にも鋼鉄にも負けないダイヤモンドは、ギリシャ語で「征服しがたい」という意味の「adamas」が語源とされ、無敵・不屈の力の象徴でした。人生の苦楽を共にする夫婦の愛の象徴に、愛の石ルビーとダイヤモンド、これほど相応しいものはありません。ルネッサンス期の柔らかに光るダイヤモンド原石から、煌めく20世紀の研磨されたダイヤモンドまで、常に男女の愛と誠実を誓う真の贈りものとして、ダイヤモンドとルビーのリングは結婚の誓いの確かな証でした。