ダイヤモンド MD0024
Carat(重量) | 0.06ct |
Size(寸法) | 2.5mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | None |

ダイヤモンドの特徴
真夏の太陽の陽ざしを「ギラギラ燃えるよう」と表現することがありますが、ダイヤモンドの輝き方も、極稀に「ギラギラ」と輝くダイヤモンドがあります。それはとても情熱的で見ている私まで元気をもらうことがあります。ダイヤモンドの輝き方を表現すると、やはり一般的なのは「キラキラ」なのでしょう。「今日のダイヤモンド」は、直径2.5㎜のメレーダイヤモンドですが、小粒でありながら、「キラキラ」と輝きその存在をアピールしています。私はこの小さなダイヤモンドを見ると、幼い頃のあるエピソードを思いだします。ある日、家の中で一粒のキラキラ光る石を見つけました。私は「はっ」と息をのみ、そのキラキラ光る石をそっと手のひらにのせ、父のそばにいきました。「お父さん、ダイヤモンドを見つけたよ!」父は微笑みながら、「これがダイヤモンドだったら、うん万円するよ」と。今思えば、その光る石は、洋服についていたスパンコールだったのかもしれません。でもそんな幼い子どもでも、「キラキラ」輝く石は、息を呑むほどとても魅力的だったのでしょう。ルネッサンス期の柔らかに光るダイヤモンドの原石から、20世紀のキラキラ煌めくダイヤモンドに出合うまで、その時代のダイヤモンドカッターが研究を重ね人々を魅了するカット(プロポーション)を生みだしていったのです。そして今もなお、同じ58面体のブリリアントカットでありながら、より輝きが増すようにと、研究は続けられています。さて、「今日のダイヤモンド」のカラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス。熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等が発見できる程度のため、肉眼で特徴を確認することはできませんでした。そこで80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。するとダイヤモンドをフェイスアップ(ダイヤモンドを上から見る)で見ると、ほんの小さなクリスタルインクルージョン(結晶内包物)が発見できました。ダイヤモンドが結晶するときに、一緒に取り込まれたのでしょう。その小さな結晶は、このダイヤモンドが天然の宝石だという証明でもあります。キラキラ輝くダイヤモンドは、たとえ小粒のダイヤモンドであったとしても、その煌めきは、幼い少女までも魅了する宝物なのでしょう。