ダイヤモンド MD0025
Carat(重量) | 0.06ct |
Size(寸法) | 2.5mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | None |

ダイヤモンドの特徴
今日は、モリスブライダルのダイヤモンドとルビーを交互に配したエタニティリングに使う直径2.5㎜のダイヤモンドの特徴を観ていきます。ピンセットに挟み、太陽にかざしながらダイヤモンドを揺らしてみました。すると直径2.5㎜とは思えないほど、輝きが広がりキラキラと美しく煌めきはじめました。地球が誕生して45億年、その壮大な歴史のなかでダイヤモンドは10~30億年前に地表から150km以深の上部マントルのマグマの中で、高温高圧の環境下、液体の炭素がダイヤモンドの結晶へとその姿を変えたところから始まります。このように光があたると美しく輝くダイヤモンド。そのダイヤモンドの内側の世界を顕微鏡で80倍に拡大して覗いてみました。するとそこにはダイヤモンドが誕生した履歴が残されていました。それはダイヤモンドのキューレット(ラウンドブリリアントカットのパビリオンのカット面が集まる先端部でテーブル面と平行に研磨した非常に小さなファセット)のすぐ近くにカーボンスポットを発見しました。黒く見える内包物は全てカーボンと呼びます。殆どの場合は、小さなワレであったり、ダイヤモンドの結晶であったり、あるいはその他の透明鉱物であることが多く、稀にグラファイト粒子やガーネットの結晶であったりもします。「今日のダイヤモンド」は、周囲で生成された別の鉱物をダイヤモンドが内部に取り込んだものです。通常カーボンは、美観を大きく損ねるためクラリティグレードに及ぼす影響は大きいのですが、「今日のダイヤモンド」は10倍のルーペでさえも発見できないほど、極小さなカーボンスポットのため、輝きには、全く影響を及ぼすものではありません。ダイヤモンドの一番の魅力は、眩いばかりの美しい輝きではありますが、このインクルージョンのように地球深部からのメッセージが閉じ込められていると思うと、逆に愛おしく感じます。さて「今日のダイヤモンド」のカラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラスのダイヤモンドです。エタニティリングとなって、永遠に輝き続けることでしょう。