ダイヤモンド MD0026
Carat(重量) | 0.06ct |
Size(寸法) | 2.5mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | None |

ダイヤモンドの特徴
光と輝きを強く放つことで知られている宝石、ダイヤモンド。ダイヤモンドの形状は、ラウンド・ハート・オーバル・マーキス・ペアなど様々ですが、「今日のダイヤモンド」は、ダイヤモンドジュエリーの大部分を占める形状「ラウンドブリリアントカット」が施されています。サイズは、直径2.5㎜のメレーダイヤモンドです。メレーダイヤモンドの「メレー」はフランス語で「小粒石(Melee)」を意味する言葉で、その名の通り、小粒のダイヤモンドのことを言います。サイズとしては、日本では0.2ct未満のものをいいます。カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス。熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等が発見できる程度のため、肉眼で確認することは難しく、「今日のダイヤモンド」もインクルージョン(内包物)をみつけることはできませんでした。そこで80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。するとダイヤモンドをフェイスアップ(ダイヤモンドを上から見る)で見ると、テーブルファセット(一番上にある8角形の平らな面)のその隣のスターファセット(テーブルファセットに接した8つの三角形のファセット)の近くに、幾つかの針で突いたくらいの極小インクルージョン(内包物)「ピンポイント」を発見しました。ピンポイントが数個集まって存在する場合は、「グループピンポイント」という言い方をするのですが、「今日のダイヤモンド」のピンポイントは、まるで夜空に煌めく星座のような集まり方をしています。このピンポイントの集団に星座の名前をつけるとしたらどんな名前が相応しいのか…そんなことを思い浮かべながら顕微鏡を覗いていると、ダイヤモンドの中に小宇宙を見ているようで、とても楽しくなります。さそり座にも似たこのインクルージョンの名前はこのダイヤモンドのオーナー様になる方に決めていただきましょう。さて最後に「今日のダイヤモンド」を、情熱的な夏の太陽にかざしてみました。ピンセットに挟み少し揺らすと、小さなモザイク模様がキラキラと煌めきはじめました。この煌めくダイヤモンドの中に星座のような星屑が存在すると思うと、その煌めきも、特別なものに感じずにはいられません。ダイヤモンドは、4Cで選ぶものではなく、このように楽しみながら選んでいただきたいと思います。