ダイヤモンド MD0036
Carat(重量) | 0.02ct |
Size(寸法) | 1.8mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | None |

ダイヤモンドの特徴
強い勢力の台風7号が先ほど和歌山県潮岬付近に上陸し、近畿地方を北上しながら進んでいます。京都の空も大荒れで、先ほどから強い風とともに激しい雨が降り続いています。皆さまも、今後の台風の動きをみながらくれぐれもお気をつけてお過ごしください。さて「今日のダイヤモンド」は、直径2㎜に満たない直径1.8㎜のメレー・ダイヤモンドです。メレー・ダイヤモンドとは小粒のダイヤモンドのことを指します。日本では0.2ct未満のものをいい、通常のダイヤモンドとは区別して扱われています。メレー・ダイヤモンドにも品質の善し悪しには大きな差があります。カラー・クラリティの希少性は大粒のダイヤモンドに比べ価値の影響は少なく、見分けのポイントは「美しい輝き」です。そのポイントになるのは「原石の良さ」と「カットと仕上げの良さ」です。モリスブライダルのメレー・ダイヤモンドは、全てカラーは、ほぼ無色のGカラー以上。クラリティ(透明度)はVSクラス以上。カットはエクセレントのジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドを使用しています。さて、「今日のダイヤモンド」の個性(特徴)を観ていきましょう。ルースケースから、一粒のダイヤモンドを取だし、そっとピンセットに挟み、少し揺らしてみました。すると小粒のメレー・ダイヤモンドはキラキラと美しく輝き始めました。カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス。熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等が発見できる程度のため、肉眼で確認することは難しく、「今日のダイヤモンド」も肉眼ではインクルージョン(内包物)をみつけることはできませんでした。そこで80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。するとダイヤモンドをフェイスアップ(ダイヤモンドを上から見る)で見ると、ガードル(カットされた宝石の最も外周にあたる部分)に近い箇所にPINPOINT(ピンポイント)といわれる針の先で突いたくらいの微小のインクルージョン(内包物)が幾つか発見されました。またラウンドブリリアントカットのガードルから上のクラウン部にあるメインファセット、Bezel facet(ベゼルファセット)に小さなクリスタル・インクルージョン(結晶内包物)を二つ発見しました。どのインクルージョンも肉眼では発見できないほど、ごく小さなインクルージョンのため、輝きに影響することはありません。ダイヤモンドは地球が創り出した尊い産物です。それは、このダイヤモンドの大切な個性の一つと捉えます。