ダイヤモンド MD0037
Carat(重量) | 0.02ct |
Size(寸法) | 1.8mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | None |

ダイヤモンドの特徴
今日8月16日は、「五山送り火の日」です。お盆に迎えたご先祖様の霊を送りだし、無病息災を祈る京都の恒例行事です。心配していた台風は、現在日本海に進みましたが、台風周辺の暖かく湿った空気が京都府に流れこんでくるため、今夜は大気の不安定な状態が続く見込みとのことで、実施されるかどうか今のところ未定です。さて、ようやく雨が上がりつつある京都から「今日のダイヤモンド」の特徴(個性)をみていきたいと思います。「今日のダイヤモンド」は、直径2㎜にも満たない直径1.8㎜の小粒のメレー・ダイヤモンドです。ルースケースから取り出し、手のひらに乗せてみました。するととても細かい煌めきが、ダイヤモンドの中から溢れ出してきました。ダイヤモンドの命は「美しい輝き」です。小粒のダイヤモンドを使ったジュエリーを価格の違いで比べてみると、10万円台のジュエリーでは、ジュエリークオリティのメレー・ダイヤモンドで十分ですが、30万円以上のジュエリーは、ジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドをお勧めします。またモリスブライダルのメレー・ダイヤモンドは、全てジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドを使用しています。品質の高いメレー・ダイヤモンドは、目に映るたびにその輝きを楽しむことができます。「今日のダイヤモンド」のカラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス。熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等が発見できる程度のため、肉眼で確認することは難しく、「今日のダイヤモンド」も肉眼ではインクルージョン(内包物)をみつけることはできませんでした。そこで顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。するとダイヤモンドをフェイスアップ(ダイヤモンドを上から見る)で見ると、テーブル面(ダイヤモンドの一番上にある8角形の平らな面)とテーブルファセットに接した8つの三角形のファセット・スターファセットの丁度交わる箇所に一つだけ極小さなインクルージョンを発見することができました。これはダイヤモンドが結晶するときに取り込まれたのでしょう。肉眼では全く発見できない極小さなインクルージョンのため、輝きに影響を及ぼすことはありません。これは、ダイヤモンドが地上にでてくるまでの来歴が記されているまさに天然の証なのです。