ダイヤモンド MD0039
Carat(重量) | 0.02ct |
Size(寸法) | 1.8mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
まだまだ残暑の厳しい京都では、今朝6時の気温が28.2℃もあり、今日も一日暑くなりそうです。そろそろ夏の疲れもでてくるころです。皆さま、くれぐれも熱中症にはお気をつけてお過ごしください。さて、「今日のダイヤモンド」の特徴(個性)をみていきたいと思います。「今日のダイヤモンド」は、画像でもお分かりになるように、非常にカットの優れた直径1.8㎜のメレー・ダイヤモンドです。現在、「ダイヤモンドのグレーディングレポート」とは別に、「プロポーションレポート」を発行されている鑑定機関があります。それは特殊措置で、ダイヤモンドをフェイスダウン(ダイヤモンドを裏返して観た状態)で観た時に8つのハートが現れ、ダイヤモンドをフェイスアップ(ダイヤモンドを上から見た状態)では、8つの矢が現れるということ。つまりそれは、そのパターンが確認されたことを証明するものです。ここで注意しておかないといけないことは、ハート型や矢(キューピッド)が現れるダイヤモンドが、相対的に「光る・光らない」には関係ない事が、ほぼ実証されているということです。確かに、ブライダルリングに使うダイヤモンドですから、ダイヤモンドからハートが現れたり、矢が見えれば、それはロマンチックな事かもしれません。ただ、ダイヤモンドは、「輝きが命」の宝石です。ハートが現れなくても、強く光るダイヤモンドは幾らでもあります。どうかロマンチックなコマーシャリズムに惑わされず、ダイヤモンドは、ご自身の目で輝き方を確かめてご購入されることをお勧めします。さて「今日のダイヤモンド」のカラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス。熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等が発見できる程度のため、肉眼で確認することは難しく、「今日のダイヤモンド」も肉眼ではインクルージョン(内包物)をみつけることはできませんでした。そこで顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。するとダイヤモンドをフェイスアップで見ると、テーブル面(ダイヤモンドの一番上にある8角形の平らな面)に針の先で突いたような極小さな白色のインクルージョンが多数集合して雲状に見える「Cloud・クラウド」を発見しました。しかしそれは、肉眼では全く確認できないインクルージョンの為、輝きに影響することはありません。むしろそれは、天然の証です。「今日のダイヤモンド」は、朝陽にかざすと、とても美しく煌めき輝く、とても美しいダイヤモンドです。