ダイヤモンド MD0040
Carat(重量) | 0.02ct |
Size(寸法) | 1.8mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
今朝は、遠くの方で可愛い小鳥のさえずりが聞こえてきます。蝉より小鳥の方が、早起きなのかもしれません。さて今日も一石のダイヤモンドの特徴を観ていきたいと思います。「今日のダイヤモンド」は、2㎜に満たない直径1.8㎜のメレー・ダイヤモンドです。メレー・ダイヤモンドとは小粒のダイヤモンドのことを指します。日本では0.2カラット未満のものをいい通常のダイヤモンドとは区別して扱われています。メレー・ダイヤモンドにも品質の善し悪しには大きな差があります。カラー・クラリティの希少性は、大粒のダイヤモンドに比べ価値への影響は少なく、見分けのポイントは「美しい輝き」です。そのポイントになるのは、①原石素材の良さと②カットと仕上げの良さです。モリスブライダルのジュエリーに使われているメレー・ダイヤモンドは、全てクラリティ(透明度)はVSクラス以上、カラーはGカラー以上のジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。また蛍光性も全てチェックし、蛍光反応が無いダイヤモンドを選別しています。とくに結婚指輪(マリッジリング)など、メレー・ダイヤモンドを表面に並べた構想(デザイン)の場合、極端に蛍光性が強いメレー・ダイヤモンドを留めると、輝き方に違いがでてくるためです。同じクオリティのダイヤモンドを並べることにより、統一感のある美しい煌めきを楽しませてくれます。さて「今日のダイヤモンド」のカラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス。熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等が発見できる程度のため、肉眼で確認することは難しく、「今日のダイヤモンド」も肉眼ではインクルージョン(内包物)をみつけることはできませんでした。そこで顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。するとダイヤモンドをフェイスアップで見ると、テーブル面(ダイヤモンドの一番上にある8角形の平らな面)に針の先で突いたような極小さな白色のインクルージョンが、ライン上に並んで入っていました。肉眼でみると発見できない内包物も、顕微鏡で80倍まで拡大すると、このようにダイヤモンドの内側の小宇宙を発見することができます。モリスブライダルでは、ダイヤモンドをお好みの輝き方で選んでいただくのは勿論のこと、ダイヤモンドの内側の世界も楽しみながらお選びいただいています。ダイヤモンドは、「4C」では語れない、それぞれの個性を持って生まれてきています。なぜそこまでこだわるのか。私たちの一生は、せめて100年です。でもこの今手にしているダイヤモンドは、私たちより遥か昔に誕生し、そしてこれらからも永遠に輝き続けていく宝物です。それは、10カラットのダイヤモンドも、直径2㎜にも満たないダイヤモンドも同じです。その時代時代で持つ人が変わり、持つ人の思い出とともに、永遠に受け継がれていく宝物だからです。