ダイヤモンド MD0048
Carat(重量) | 0.01ct |
Size(寸法) | 1.7mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
いつしか蝉の声から鈴虫の声へと移り変わり、少しずつ秋は近づいているのを感じます。さて今日も一石のダイヤモンドの個性を観て行きます。今日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は重量が0.01ct、直径1.7㎜のメレー・ダイヤモンドです。ここ最近、同じ大きさ(直径1.7㎜)、同じ形(58面体ラウンドブリリアントカット)、同じ色(無色透明)、同じ種類(メレー・ダイヤモンド)を観ていますが、宝石は一つとして同じものはありません。それぞれに個性があります。地球が育んだ自然のキセキだからこそ、一つひとつ違うのです。「今日のダイヤモンド」を太陽にかざしてみてみました。なんとなく、今日のダイヤモンドは、静かな感じがします。一見おなじように見えるダイヤモンドの輝きも、毎日一石ずつ観ていると輝き方の違いが判別できるようになってきます。では顕微鏡で80倍に拡大して、ダイヤモンドの内側の世界を覗いてみましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)で観ると、テーブルファセット(一番上にある8角形の平らな面)に二種類のインクルージョンを発見しました。一つは、透明の小さな結晶が可愛く数個並んでいます。そしてその逆方向にはニードルといわれる棒状の内包結晶が見つかりました。内包結晶は、大きくない限り美しさに対する影響は少なく、耐久性を損なう事もありません。「今日のダイヤモンド」の内包結晶も肉眼で観ても全く発見できず、80倍に拡大してようやく発見できる程度のため、輝きに影響を及ぼすものではありません。さて「今日のダイヤモンド」は、どのようなジュエリーの宝石として使用されるのでしょうか。結婚指輪にさりげなく一石、メインストーンとしてセッティングするのも良いかもしれません。また婚約指輪のメインストーンを引き立たせる脇役として、もう一石同じ大きさのメレー・ダイヤモンドで両サイドを飾るのも良いかもしれません。若しくは、メレー・ダイヤモンドを手のひらにのせ、どんなジュエリーとなって輝きたいのか、ダイヤモンドに直接語り掛けてみるのも良いかもしれません。たとえ直径2㎜にも満たない小粒のメレー・ダイヤモンドであったとしても、1ctを超える大粒のダイヤモンドと同じ来歴をもつ尊い一石のダイヤモンドです。地球からの預かりものを大切にお客様の元へお届けしようと思います。