ダイヤモンド MD0054
Carat(重量) | 0.01ct |
Size(寸法) | 1.5mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
京都御苑の紅葉も、少しずつ色づき始め、季節は秋へと向かっているようですが、日中の陽ざしは、まだ真夏の太陽のように暑く、厳しい残暑が続いています。皆さま、熱中症に気を付けてお過ごしください。さて、今朝も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を観ていきます。「今日のダイヤモンド」は、重量が0.01ct、直径1.5㎜のメレー・ダイヤモンドです。メレー・ダイヤモンドとは小粒のダイヤモンドのことを指します。日本では0.2ct未満のダイヤモンドをいい、通常のダイヤモンドとは区別して扱われています。ルースケースの中に入っていると、とても小さく感じるメレー・ダイヤモンドですが、ピンセットに挟み少し動かせてみると、とても細かいそれぞれのファセット面からキラキラとまるで音が聴こえるかのように煌めきはじめ、存在感をアピールしてくれました。「今日のダイヤモンドのカラーは、ほぼ無色のGカラー。透明度は、VSクラス。Very Slightly Included(ベリー・スライトリー・インクルーデッド)熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等が確認できる程度のため、肉眼でインクルージョン(内包物)を発見することは難しく、透明度の高いメレー・ダイヤモンドです。しかしダイヤモンドは、自然が創りだした産物です。10倍ではなく80倍に拡大してみると、必ずどこかに地球深部からのお便りが見つかります。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)から見ると、ところどころに雲のように見えるCLOUD/クラウドが確認されました。CLOUDとは、針の先で突いたくらいの微小インクルージョン(PIN POINT/ピンポイント)が密集して雲か線状に見えるものをいいます。CLOUDが広い範囲にわたっている場合、ダイヤモンド全体の透明度を損ない、輝きに大きな影響を与えるため、減点の対称になってしまうのですが、「今日のダイヤモンド」は、80倍に拡大してようやく発見できる程度のインクルージョンのため、美しさを損ねるものではなく、ほぼ減点の対称にはなりません。この小粒でありながらも美しく七色に煌めくメレー・ダイヤモンドは、モリスブライダルの婚約指輪にセッティングします。メインとなる宝石をより美しく豪華に誂えるために、通常、脇石として活躍するメレー・ダイヤモンドですが、「今日のダイヤモンド」でご紹介するジェム・クオリティのメレー・ダイヤモンドは、一石一石が主人公となって、永遠に輝き続けることでしょう。