ダイヤモンド MD0056
Carat(重量) | 0.01ct |
Size(寸法) | 1.5mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
夜がほのぼのと明け始めるころ、しーんとした空気の中、鈴虫の声が遠くから聞こえてきました。日に日に季節は夏から秋へと移り変わっているのですね。さて、今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)をみていきましょう。「今日のダイヤモンド」は、重量0.01ct。寸法は直径1.5mm。カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。透明度は、VSクラス。Very Slightly Included(ベリー・スライトリー・インクルーデッド)熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等が確認できる程度のため、肉眼でインクルージョン(内包物)を発見することは難しく、透明度の高いメレー・ダイヤモンドです。ではこの直径1.5㎜の小粒のメレー・ダイヤモンドを顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみましょう。昨日の「今日のダイヤモンド」は、幾つものクリスタルインクルージョン(結晶内包物)が発見されたのですが、「今日のダイヤモンド」は、テーブルファセット(ダイヤモンドを上から見た時に一番上にある8角形の平ら面)にたった一つだけ、小さなクリスタルインクルージョンが発見できただけで、とても透明度の高いダイヤモンドです。この直径1.5㎜のメレー・ダイヤモンドは、モリスブライダルの婚約指輪(エンゲージリング)のメインストーンを取り巻くメレー・ダイヤモンドに使用します。メレー・ダイヤモンドにも品質の善し悪しには大きな差があります。カラー・クラリティの希少性は、大粒のダイヤモンドに比べ価値への影響は少なく、見分けのポイントは「美しい輝き」です。そのポイントになるには「原石の素材の良さと、カットの仕上げの良さです。モリスブライダルの婚約指輪(エンゲージリング)・結婚指輪(マリッジリング)は、全てジェムクオリティ(最高品質)のメレー・ダイヤモンドを使用しています。先日、4年前にモリスブライダルリングでプロポーズされたご夫婦が、ルビーの婚約指輪(エンゲージリング)のお手入れに、モリス京都三条本店にお越しくださいました。お話を伺うと、プロポーズされたその日から、肌身離さず着けてくださっていたそうで、気が付けば、メインストーンのルビーを留めている爪が少し歪んでしまったとのこと。爪の歪みを整え、洗浄したところ、メレー・ダイヤモンドの輝きが蘇り、奥さまはとても喜ばれました。手の消毒、ハンドクリームを塗る、この繰り返しによって親油性のあるダイヤモンドは、輝きを失っていたのですが、洗浄したことにより、その輝きは、プロポーズされた時の輝きに蘇ったのです。ダイヤモンドは、輝きが命です。是非皆さまも、輝きを失ってしまったジュエリーのお手入れは、モリス京都工房をご利用ください。