ダイヤモンド MD0061
Carat(重量) | 0.009ct |
Size(寸法) | 1.3mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
朝晩はめっきり過ごしやすくなってきました。さて今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)をみていきます。今日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、重量が0.009ct、寸法は直径1.3㎜の極めて小粒のメレー・ダイヤモンドです。ルースケースをそっと開け、ピンセットで挟み少し揺らせてみると白く眩い光が私の目を楽しませてくれました。そしてルーペを使って10倍に拡大したダイヤモンドを観ると、あまりに純粋な美しさに息をのんでしまうほどです。幼いころ、上高地の大正池でみた澄んだ水を思い出させるような素晴らしい透明感のあるメレー・ダイヤモンドです。あまりの愛おしさに、手のひらに乗せてその美しい輝きを暫く楽しみました。この美しく輝くメレー・ダイヤモンドも、顕微鏡で80倍に拡大すると、なにか見つかるかもしれません。早速、ダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)でみると、テーブルファセット(一番上にある8角形の平らな面)に極小さなクリスタル・インクルージョンが発見されました。ダイヤモンドが結晶する時に取り込まれたのでしょう。透明の結晶もあれば、少し黄色に近い茶色の結晶も見つかりました。直径1.3㎜の極めて小さいメレー・ダイヤモンドの中にも、しっかりと地球深部で結晶した履歴が残されていました。さてこの小粒のダイヤモンドは、モリスブライダルの結婚指輪(マリッジリング)、Fedeリングの表面に彫留めという留め方でセッティングされます。大きさの違うメレー・ダイヤモンドをグラデーションで10石留めていくのですが、「今日のダイヤモンド」は、センターに留まります。直径1.3㎜をメインとして、そこから、1.2㎜、1.1㎜、1.05㎜と留めていきます。最近は結婚指輪の表面にダイヤモンドを留める構想(デザイン)に人気があるのですが、モリスブライダルの結婚指輪の内側には、愛を意味する宝石「ルビー」を留めています。ダイヤモンドは永遠を意味する宝石です。ダイヤモンドとルビーで「永遠の愛」を意味する結婚指輪となります。また二人が手を取り合う「忠実」を意味するFedeリングは、古くから愛と約束を伝えるデザインとして伝統的に愛されてきました。