ダイヤモンド MD0063
Carat(重量) | 0.009ct |
Size(寸法) | 1.3mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
毎日、同じ時間に同じ道を歩く通勤道ですが、建物の影が日に日に増えてきました。太陽の動きも秋に近づいているのですね。さて、今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を観ていきます。今日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、重量が0.009ct、寸法は直径1.3mm、カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス以上(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認できますが、微小と特徴づけられる程度)、カットグレードはEXエクセレント(最上)のGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。早速ルースケースから、「今日のダイヤモンド」を取り出し、ピンセットに挟み、少し揺らしてみました。直径1.3㎜といえば、ピンセットで挟んでも、隙間が無いほど、とても小粒です。しかし、その小粒のメレー・ダイヤモンドに光があたると内側からキラキラと煌めきはじめ、直径僅か1.3㎜と思えないほど存在感のある輝き方をします。では、いつものように顕微鏡で80倍に拡大して、メレー・ダイヤモンドの内側の世界を覗いてみましょう。とても美しい結晶です。肉眼では勿論発見できなかった内包物ですが、80倍に拡大してみると微かにクリスタル・インクルージョン(結晶内包物)が二つ見つかりました。それはガードル/ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)で観た時の最も外周の部分に近い箇所に存在しました。これは、ダイヤモンドが形成される時に別の結晶がとりこまれたものです。「今日のダイヤモンド」は、モリスブライダルの結婚指輪の表面に数個並べてセッティングする予定です。毎日着ける結婚指輪は、ダイヤモンドなど飾ることなくシンプルな方が良いという声も実際ありますが、指輪はいつも目に映るものです。ふとした瞬間、小粒のダイヤモンドがキラッと輝けば、少し笑顔になれるのではないでしょうか。ただ、ダイヤモンドは親油性という性質を持っているため、これからの季節は特に手荒れなどを防ぐためにハンドクリームを手に塗ることが増えてきます。そうすると、ダイヤモンドにハンドクリームが付着し、ダイヤモンド本来の輝きを失ってしまうことになります。結婚指輪は、定期的にお手いれが必要になります。モリス京都工房では、結婚指輪のお手入れをサービスでさせていただいています。表面のダイヤモンドのくもりだけでなく、指輪の内側に刻まれた、お二人のお名前や、ご結婚記念日の刻印の凹み部分に石鹸カスなどが詰まり、手荒れの原因にもなります。是非、京都三条近くお越しの際は、お気軽にモリス京都工房にお立ちよりください。輝きを失ったお二人のご結婚指輪をぴっかぴかに磨かせていただきます。