ダイヤモンド MD0064
Carat(重量) | 0.009ct |
Size(寸法) | 1.35mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
夜が明ける前から、鈴虫の声が裏庭から聞こえてきます。夏が大好きな私にとって少し寂しくもあります。さて今日も数あるメレー・ダイヤモンドの中から、「今日のダイヤモンド」を一石選んでその特徴(個性)を観ていきます。今日ご紹介するダイヤモンドは、重量が0.009ct、寸法は直径1.35mmの極小さなメレー・ダイヤモンドです。カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。クラリティグレード(透明度)はVSクラス以上(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認できますが、微小と特徴づけられる程度)、カットグレードはEXエクセレント(最上)のGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。直径1.3㎜と極めて小さなメレー・ダイヤモンドのため、肉眼では、ダイヤモンドの中の様子は全くわかりません。ただ、透明度が高いため、その輝きはとても美しいです。もしも、インクルージョン(内包物)が沢山入っているダイヤモンドであれば、この透明感は全く感じられず白い塊、もしくはカーボン(黒色の結晶)が多く入ると黒い塊に見えてしまうのです。では、顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみましょう。やはり創造していたように、とても透明度の高い結晶をしています。その中でも、地球が創り出した天然のダイヤモンドという証は、しっかりと残されていました。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)でみると、テーブル(一番上にある8角形の平らな面)に3つのちいさなクリスタルインクルージョン(結晶内包物)が見つかりました。またガードル(もっとも外周の部分)付近にひし形のような形のクリスタルインクルージョンが発見されました。これは、ダイヤモンドが形成される時に別の結晶がとりこまれたものです。このような内包結晶は、大きくない限り美しさに影響を及ぼすことは少なく、また耐久性を損なうこともありません。モリスブライダルのリングに使用するメレー・ダイヤモンドは、ダイヤモンドの輝きを楽しんでいただくために、全てカラーグレードはGカラー以上、クラリティグレードはVSクラス以上、カットグレードはEXエクセレントのGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドを使用しています。また、メレー・ダイヤモンドは表面に数石並べて使用することも多いため、蛍光性の有無も全てお調べし、蛍光反応のないメレー・ダイヤモンドのみを選別しています。