ダイヤモンド MD0068
Carat(重量) | 0.009ct |
Size(寸法) | 1.35mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
9月も半ばだというのに、今日も蒸し暑い朝を迎えました。少し涼しくなると、夏の終わりを惜しむ気持ちになり、また暑さが少し戻ると秋の訪れが待ち遠しく感じる、人間は勝手な生き物なのかもしれませんね。さて今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)をみていきます。ルースケースの中に直径1.35㎜のメレー・ダイヤモンドが8石並んでいます。ルースケースを少し揺らしてみると、それぞれのメレー・ダイヤモンドがキラキラと煌めき始めました。どのメレー・ダイヤモンドも生き生きとしてとても美しく輝いています。では、この中から、一石選びましょう。そっとピンセットで挟み太陽にかざしてみてみました。極めて小さいメレー・ダイヤモンドは、白く美しく輝きます。ダイヤモンドの中は、あまりにも小粒のため、中をうかがい知ることはできません。そこで10倍のルーペでこのメレー・ダイヤモンドを覗いてみることにしました。すると先ほどまで白く輝いていたダイヤモンドが、10倍に拡大してみると、心が研ぎ澄まされるような、それはそれは透明で清らかな世界が映し出されました。ダイヤモンドの純粋な結晶を眺めていると心も清々しい気持ちになります。では次に顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。先程とは違う景色が現れました。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)で観た時に、テーブル(一番上にある8角形の平らな面)にPIN POINT/ピンポイントと言われる針の先で突いたような極小さなインクルージョン(結晶内包物)が数個発見されました。このインクルージョンは、光の進行をそれほど妨げるものではないため、輝きに影響を及ぼすものではありません。むしろ、このインクルージョンは、地球深部からのお手紙のようなもの。ダイヤモンドが形成される途中で取り込まれた来歴を表す神秘的な造形美です。ここに並ぶ残りの7石も、それぞれの個性があります。是非、この週末、ダイヤモンドの内側の世界を覗きに、モリスにいらしてください。神秘的な世界をご一緒に楽しみましょう。