ダイヤモンド MD0073
Carat(重量) | 0.007ct |
Size(寸法) | 1.25mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
京都御苑のもみじも、うっすらとルビー色に染まりはじめてきました。まだまだ蒸し暑い日は続いていますが、草木は少しずつ秋に近づいているのですね。さて、今日も一石のダイヤモンドの個性をみていきます。本日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、重量が0.007ct、直径サイズは1.25mm。極めて小粒のメレー・ダイヤモンドです。婚約指輪に選ばれるダイヤモンドのカラット(重量)は、0.3~0.5ctが多く、0.3ctのダイヤモンドの直径サイズは、約4.3mm。0.5ctのダイヤモンドの直径サイズは、約4.8mmです。ミリでお伝えしても、なかなか大きさは判り辛いのですね。例えば、50円玉の穴の大きさは4mm、5円玉の穴の大きさは5mmです。「今日のダイヤモンド」は直径1.25mm。砂浜の砂のようにとても小さいことがお分かりいただけると思います。その極めて小粒のダイヤモンドでも58面体にカットされているため、手のひらにそっと乗せて少し動かすことで、キラキラと細かい煌めきを放ち、ダイヤモンドらしい美しい輝きで楽しませてくれます。では、この極めて小粒のメレー・ダイヤモンドの内側の世界を、顕微鏡で80倍に拡大して覗いてみましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)で見ると、テーブル(一番上にある8角形の平らな面)にCLOUD/クラウドを発見しました。CLOUDとは無数のPIN POINT(針の先で突いたような極めて小さなインクルージョン)が密集して雲か綿状に見えるものをCLOUDと呼びます。CLOUDが広い範囲にわたっている場合、ダイヤモンド全体の透明感を損ない輝きに影響を及ぼしてしまうのですが、「今日のダイヤモンド」は、肉眼では全く見えない極範囲の小さなCLOUDのため、輝きに影響を及ぼすことはありません。またその近くにも幾つかのクリスタル・インクルージョン(結晶内包物)が存在しますが、このインクルージョンは、肉眼では全く確認できないため、輝きに影響を及ぼすことはありません。このダイヤモンドの個性です。「今日のダイヤモンド」は、モリスブライダルの結婚指輪の表面にセッティングする予定です。花嫁と共に幸せな時間を過ごすことでしょう。