ダイヤモンド MD0074
Carat(重量) | 0.007ct |
Size(寸法) | 1.25mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
コロナ前に比べ、京都の町を走るタクシーが極端に減ったこともあり、最近では大通りでタクシーを待っていても、なかなか拾えず、アプリで呼んだとしても数分時間を要することが増えてきました。近距離であれば、時には歩いた方が早い場合もあります。その理由は、修学旅行生がタクシーを利用することが多くなり、また海外からの観光客が増えたことも理由の一つです。これから紅葉が始まると、ますます影響がでてくることでしょう。さて今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を見ていきましょう。今日ご紹介するダイヤモンドは、重さ0.007ct。寸法は、直径1.25mmの極めて小粒のメレー・ダイヤモンドです。メレー・ダイヤモンドとは、小粒のダイヤモンドをさします。日本では0.2ct未満のものをいい、通常のダイヤモンドとは区別して扱われます。カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー。無色透明のDカラーの隣に置くと、僅かな差を感じますが、一石で見るとほぼ無色のダイヤモンドです。そしてクラリティグレード(透明度)はVSクラス(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認できますが、微小と特徴づけられる程度)のため、肉眼では全く中の様子を確認することはできません。最後にカットグレードはEXエクセレント(最上)のGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。では、今日も顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)で見ると、ガードル(最も外周にあたる部分)に接した16の三角形のファセット(カット面)に、一つだけ小さなクリスタルインクルージョンが確認されました。これは、ダイヤモンドが形成される時に、取り込まれたダイヤモンド、もしくは他の鉱物体です。このような内包結晶は、大きくない限り美しさに対する影響は少なく、耐久性を損なうことはありません。むしろ天然の証であり、「今日のダイヤモンド」の特徴(個性)でもあります。僅か直径1.25mmのダイヤモンドの中にも、しっかりと地球深部で結晶した来歴が残されていました。モリスでは、ルビーのインクルージョン(内包物)を顕微鏡で観るだけでなく。ダイヤモンドの内側の世界もお楽しみいただけます。是非今週末、ダイヤモンドの特徴(個性)を探しにお越しください。一石、一石、違う個性があることがお分かりになると思います。