ダイヤモンド MD0076
Carat(重量) | 0.007ct |
Size(寸法) | 1.25mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
今朝、扉を開けるといつもと違う、ひんやりとした風が部屋の中に入ってきました。まるで急に秋が訪れたようです。考えてみれば、9月もあと数日。いよいよクリスマスまであと3ヶ月となりました。今年のクリスマスも沢山の指輪物語が誕生することでしょう。さて今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を見ていきましょう。今日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、直径僅か1.25mmの極めて小粒のメレー・ダイヤモンドです。「そんな小さなダイヤモンドに個性なんてあるの?」とよく聞かれますが、確かにこのサイズになると、肉眼で個性を確認することは、とても難しいことです。ただ、内包物を多く含んだダイヤモンドは透明度が低くなるため、輝かないダイヤモンドとしてブライダルリングに使用するメレー・ダイヤモンドとしては相応しくありません。モリスブライダルで使用するダイヤモンドは、カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー以上。クラリティグレード(透明度)はVSクラス以上。(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認できますが、微小と特徴づけられる程度のため、肉眼では全く中の様子を確認することはできません。)最後にカットグレードはEXエクセレント(最上)。つまりモリスブライダルで使用するメレー・ダイヤモンドは、全てGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドのみを使用しています。「今日のダイヤモンド」は重量が0.007ct、カラーグレードはGカラー。クラリティグレードはVSクラス。カットグレードはEXエクセレントのGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。それでは、顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)見ると、アッパーガードルファセット/ガードル(最も外周にあたる部分)に接した16の三角形のファセット面に、一つだけ小さなクリスタルインクルージョンが確認されました。これは、ダイヤモンドが形成される時に取り込まれた結晶です。勿論この白い小さな結晶は、肉眼では全く発見できない極めて小さな結晶のため、輝きに影響を及ぼすものではありません。むしろこの小さな結晶は天然の証であり、地球深部からのメッセージでもあります。今年のクリスマスには、多くの男性が最愛なる女性にプロポーズをお考えのことと思います。そんな素敵な瞬間を、このメレー・ダイヤモンドは立ち会うことになりそうです。