ダイヤモンド MD0077
Carat(重量) | 0.007ct |
Size(寸法) | 1.25mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
日に日に夜が明ける時間が遅くなってきました。夜明けと共に囀りはじめる小鳥たちも、冬の暖かい羽根に生え変わっています。小鳥たちも冬支度は始めたようですね。さて今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を見ていきます。本日ご紹介するダイヤモンドは、重量が0.007ct、直径サイズが1.25mmのメレー・ダイヤモンドです。極めて小粒のダイヤモンドですが、このサイズのダイヤモンドは、結婚指輪の表面にセッティングします。毎日肌身離さず着ける結婚指輪は、メレー・ダイヤモンドを爪でしっかりと留めていても、何十年も着け続けていると、ひっかかり等で爪が上がってしまったり、指輪の変形が理由でメレー・ダイヤモンドが外れて失くしてしまわれることもよくあります。モリス京都工房では、そのようなお修理も承っていますが、横に一列並ぶダイヤモンドの場合は、そのダイヤモンドのグレードを合わさないといけません。モリスブライダルで使用するダイヤモンドは、カラーグレードは、ほぼ無色のGカラー以上。クラリティグレード(透明度)はVSクラス以上。(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認できますが、微小と特徴づけられる程度のため、肉眼では全く中の様子を確認することはできません。)最後にカットグレードはEXエクセレント(最上)。つまりモリスブライダルで使用するメレー・ダイヤモンドは、全てGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドのみを使用しています。「今日のダイヤモンド」は重量が0.007ct、カラーグレードはGカラー。クラリティグレードはVSクラス。カットグレードはEXエクセレントです。それでは、顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)見ると、スターファセット(テーブル/一番上にある8角形の平らな面に接した8つの三角形のカット面)に、白くて丸い小さなクリスタル・インクルージョンを一つ発見しました。この小さな結晶は、ダイヤモンドが形成される際に、取り込まれたものです。10~30億年前に地表から約150km以深で起こったドラマです。僅か直径1.25㎜の小粒のメレー・ダイヤモンドですが、その来歴を想像しながらこの輝きを眺めていると、今ここに出会えた奇跡を感じます。