ダイヤモンド MD0084
Carat(重量) | 0.007ct |
Size(寸法) | 1.2mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
今日は10月2日。つい先日まで、日陰を縫って歩いていましたが、今朝の京都は急に冷え込み、日向を探しながら出勤してきました。季節の変わり目は、寒暖の差が大きく体調管理が難しい季節です。皆さま、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。さて今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を観ていきます。今日ご紹介するダイヤモンドは、昨日よりも更に小粒の直径1.2㎜、重量が0.007ctの極めて小さなメレー・ダイヤモンドです。この小粒のダイヤモンドに特徴(個性)などあるのか?と問われてしまいそうですが、同じサイズのメレー・ダイヤモンドでも、それぞれ輝き方は違います。モリスブライダルに使用するメレー・ダイヤモンドは、たとえ直径1.0mm以下のメレー・ダイヤモンドも、一石一石プロの目で厳選し、最高品質のGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドのみを使用しています。そのため、ルースケースに並ぶ、同じサイズのメレー・ダイヤモンドの輝き方には、大きな差を見つけることはできません。敢えていうなら、カラーグレードをほぼ無色のGカラー以上を選別しているため、多少の色の違いは肉眼でも確認できます。明らかにこの一粒のダイヤモンドの特徴(個性)を確認するには、顕微鏡で拡大して、ダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることです。今日は、80倍に拡大して、「今日のダイヤモンド」の特徴(個性)を見て行きます。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)みると、テーブル面(一番上にある8角形の平らな面)の隅に、PIN POINT/ピンポイントと言われる針の先で突いたような、極微小なインクルージョンが幾つか発見されました。80倍に拡大してようやく見える結晶内包物のため、肉眼では全く見つけることはできません。そのため輝きに影響することはなく、また耐久性も問題はありません。むしろこのインクルージョンがこのダイヤモンドの特徴(個性)ということです。「今日のダイヤモンド」は、モリスブライダルの結婚指輪(マリッジリング)の表面にセッティングします。一粒だけみていると、とても繊細な感じがしますが、メレー・ダイヤモンドを結婚指輪のカーブに合わせ、大きさのグラデーションで一石、一石、彫留という留め方で丁寧に並べていくと、煌びやかでゴージャスな輝きを楽しませてくれます。