ダイヤモンド MD0087
Carat(重量) | 0.007ct |
Size(寸法) | 1.2mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
10月に入り、京都市の小学校では、「秋の運動会」が順番に開催されています。また地域の運動会は、10月9日「スポーツの日」の前日、8日の日曜日に開催される学区が多いようです。コロナウィルス感染症の影響により、暫く中止となっていた運動会ですが、時間を短縮したり、低学年と高学年の日程を分けて開催するなど、それぞれ感染防止に配慮しながら開催されています。地域の方との関わりが減ってきている中、どんな形であっても交流できる場を大切にしていきたいと思います。さて、今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)をみていきたいと思います。本日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、直径僅か1.2mmの極めて小粒のメレー・ダイヤモンドです。重量は、0.007ct。ルースケースに同じ大きさのメレー・ダイヤモンドが数石、並べて入っていますが、どのメレー・ダイヤモンドも誇らしげに光輝いています。それもそのはず。ここに並ぶメレー・ダイヤモンドは、一石一石、丁寧に厳選したGQジェムクオリティ(最高品質)のメレー・ダイヤモンドだからです。モリスブライダルで使用するメレー・ダイヤモンドは、たとえ1.0mm以下であっても、全てGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドのみを選別しています。では「今日のダイヤモンド」を顕微鏡で80倍に拡大して特徴(個性)を見て行きましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)みると、一番上にあるガードルと呼ばれる8角形の平らな面に、白い小さなクリスタルインクルージョン(結晶内包物)を二つ発見しました。これらの結晶は、周囲で生成された別の鉱物をダイヤモンドが内部に取り込んだものです。このインクルージョン(結晶内包物)は、80倍に拡大してようやく発見できるほど、極めて小さなインクルージョンの為、輝きや耐久性に影響を及ぼすものではありません。ルースケースの中に並ぶメレー・ダイヤモンドは、一見同じようにみえますが、こうして、一石一石、顕微鏡で拡大して内側の世界を覗いてみると、二つとして同じものはありません。地球が誕生して45億年、その壮大な歴史のなかでダイヤモンドは10~30億年前に地表から約150km以深の上部マントルのマグマの中で、高温高圧の環境下、液体の炭素がダイヤモンドの結晶へとその姿を変えたところから始まります。光があたると美しく輝くダイヤモンド。今、ここに出会うまでの来歴を想像しながら、このメレー・ダイヤモンドの輝くさまを眺めていると、たとえ砂浜の砂のように極小さな直径1.2mmのメレー・ダイヤモンドだとしても、その輝きが神々しく感じるのは私だけでしょうか。