ダイヤモンド MD0097
Carat(重量) | 0.058ct |
Size(寸法) | 2.4mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
昨夜から降り続いた雨は、夜明けとともに静まり、出勤する頃には厚い雲の隙間から青空が顔をだし、小鳥たちも元気に飛び回り始めました。少し前までピンク色の可愛いお花を咲かせていた百日紅も、あっという間に紅葉しました。秋が深まりつつありますね。さてそれでは今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)をみていきます。今日ご紹介するダイヤモンドは、直径2.4㎜のメレー・ダイヤモンドです。重量は0.058ct。カラーグレードは、無色透明のD~Fカラーの次のグレード、ほぼ無色のGカラーです。クラリティーグレード(透明度)はVSクラス(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認でき、微小と特徴づけられる程度。)そしてカットグレードはEX/エクセレント(最上)のGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。ルースケースに同じクオリティのメレー・ダイヤモンドを並べているのですが、このサイズだと、流石に特別な個性を感じることはありません。そこで顕微鏡で80倍に拡大して内側の世界を覗いてみることにしました。メレー・ダイヤモンドをピンセットで挟み、フェイスアップ(上から)の状態で観察しました。すると一番上にあるテーブル・ファセットと呼ばれる8角形の平らな面の端っこに、白く小さなクリスタルインクルージョン(結晶内包物)がポツン、ポツンと数石入っているのを確認しました。これらはダイヤモンドが結晶する時に、周囲で生成された別の鉱物をダイヤモンドが内部に取り込んだものです。勿論その結晶は、肉眼では全く確認できない極めて小さなインクルージョンのため、輝きに影響を及ぼすものではなく、また耐久性も心配することはありません。むしろこのインクルージョンこそ、このメレー・ダイヤモンドが持つ個性なのです。ダイヤモンドは、地下約150㎞から更に深い場所で、非常に高い温度と圧力がある過酷な環境下で結晶します。そしてマグマの上昇により地表近くへ運ばれ、私たち人間と出会うのです。その壮大なドラマを考えると、僅か直径2.4㎜のメレー・ダイヤモンドも特別な宝物に感じます。モリスブライダルでは、このサイズのダイヤモンドを使用してエタニティリングを製作しています。愛を表すルビーと、永遠を表すダイヤモンド。ルビーとダイヤモンドで「永遠の愛」を表すエタニティリングとなります。結婚指輪(マリッジリング)としてだけれなく、結婚40周年のルビー婚、また還暦のお祝いにお仕立てさせていただくこともあります。それぞれ天然石ならではの特別な個性を持つ宝石をお楽しみいただければと思います。