ダイヤモンド MD0101
Carat(重量) | 0.058ct |
Size(寸法) | 2.4mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
秋風とともに、枯れ葉が舞い落ち、色とりどりの落ち葉の絨毯が美しい季節となりました。日本の四季は、幾つ歳を重ねても、心に感動を与えてくれます。今日も京都御池通りには、何台もの観光バスが並んでいました。国内だけでなく、海外からの観光客も増えてきました。いよいよ紅葉の季節ですね。さて今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を観ていきましょう。本日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、直径サイズが2.4㎜のメレー・ダイヤモンドです。カラット(重量)は0.058ct。カラーグレードは、無色透明のDカラーから数えて4番目の、「ほぼ無色」と括られるGカラーです。一石だけ眺めていると無色ですが、Dカラーと並べるとほんの僅かな色の違いを感じる程度です。次にクラリティーグレード(透明度)はVSクラス(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認でき、微小と特徴づけられる程度。)そしてカットグレードはEX/エクセレント(最上)のGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。では早速、「今日のダイヤモンド」を顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)で見た時に、一番上にあるテーブルといわれる8角形の平らな面に、数個のクリスタル・インクルージョン(結晶内包物)と、あちらこちらにCLOUD(PIN POINT/ピンポイントと呼ばれる針の先で突いたような極めて小さいインクルージョンが密集して雲のように見えるインクルージョン)が発見されました。これらのインクルージョンは、あくまでも80倍に拡大して発見できる程度で、肉眼では全く確認することはできませんでした。そのため、輝きに影響を及ぼすものではなく、また耐久性を脅かすものではありません。むしろこれらの結晶は天然の証です。ダイヤモンドが生まれる環境を考えると、ダイヤモンドに特徴(個性)がないことは奇跡的なことです。ここ最近、同じサイズのメレー・ダイヤモンドの個性を観ていますが二つとして同じダイヤモンドに出合ったことはありません。それぞれが世界に一つだけの結晶であり、かけがえのない宝物です。