ダイヤモンド MD0102
Carat(重量) | 0.058ct |
Size(寸法) | 2.4mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
今朝出勤途中に、修学旅行中の小学生たちが、お土産の入った大きな紙袋を持ちながらとても楽しそうに、お宿から観光バスに向かっているのを見かけました。昨夜の天気予報では、朝から雨が降る予報でしたが、子どもたちが作った「てるてる坊主」さんが晴らしてくれたのかもしれません。ステキな旅の思い出を作って欲しいと思います。さて、秋晴れの京都から、今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を観ていきたいと思います。今日ご紹介する「今日のダイヤモンド」をルースケースから出してみましょう。ピンセットに挟み、朝陽にかざしながら少し動かすと、七色の美しい光がキラキラと放ちはじめました。僅か直径2.4㎜と小さなメレー・ダイヤモンドですが、宝石の中でも群を抜いて屈折率の高いダイヤモンドです。堂々と眩いばかりの輝きを放っています。カラーグレードは、Gカラーですが、一石だけ眺めていると、ほぼ無色に見えます。次にクラリティーグレード(透明度)はVSクラス(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認でき、微小と特徴づけられる程度。)そのため、肉眼で見てもインクルージョン(内包物)は全く確認することはできません。そこで顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)で見てみると、あの過酷な環境下で結晶したことは思えない程、透明度が高く、中に吸い込まれていくような神秘的な世界が広がっています。暫く眺めていると、ようやくこのメレー・ダイヤモンドの特徴(個性)を見つけることができました。ダイヤモンドの一番外周にあたるガードルの近くに、極めて小さなクリスタルインクルージョン(結晶内包物)が数個密集しているのが見つかりました。これらは、周囲で生成された別の鉱物をダイヤモンドが内部に取り込んだものです。80倍で拡大してようやく発見できる程度のインクルージョンのため、輝きに影響を及ぼすものではなく、むしろそれは天然の証です。最後にカットグレードはEX/エクセレント(最上)のGQジェムクオリティのメレー・ダイヤモンドです。「今日のダイヤモンド」は、モリスブライダルのエタニティリングに使用します。同じ直径サイズのルビーとダイヤモンドを交互に並べ、リングに仕立てていきます。ダイヤモンドは「永遠」を表し、ルビーは「愛」を表す宝石です。ダイヤモンドとルビーで「永遠の愛」を表すエタニティリングとなります。結婚指輪(マリッジリング)としてだけではなく、60歳還暦のお祝い、また結婚40周年のルビー婚のお祝いなど、大切なアニバーサリーに贈られることが多いリングです。