ダイヤモンド MD0103
Carat(重量) | 0.058ct |
Size(寸法) | 2.4mm |
Quality (品質) | GEM( G - VS ) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
夜明けとともに小鳥たちの可愛い囀りが聞こえてきました。窓を開けるとふっくらとしたすずめたちが二羽、電線にとまっていました。小鳥たちも暖かそうな冬の羽に生え変わり冬支度をはじめたようです。さて、今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を見ていきましょう。本日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、直径2.4㎜のメレー・ダイヤモンドです。重量は、0.058ct。カラーグレードは、無色透明のDカラーから、E、F、Gと数えて4つ目のGカラーです。D~Fカラーは「無色」と括られ、Gカラーは「ほぼ無色」と括られます。人間の目は不思議なもので、色を比べることはできますが、色を覚えることはできません。そのため、Gカラーを一石だけで眺めていると、無色透明に見えます。ですが、Dカラーのダイヤモンドと並べて比べてみると、ほんの僅か、Gカラーは黄色味を帯びているように感じます。婚約指輪(エンゲージリング)に使用するダイヤモンドは、花嫁の純粋無垢なイメージから、限りなく無色透明に近いGカラー以上を好まれますが、ファッションを楽しむジュエリーでは、温もりを感じるHカラー以下を好まれる方もいます。宝石もカラーは好みなのでしょう。ではルースケースから「今日のダイヤモンド」を取り出します。ルースケースに入っている時は、静かにこちらを眺めていたダイヤモンドも、ピンセットで挟み少し揺らすことで、キラキラと輝き始めました。宝石を形用するときに必ず出てくる言葉は「輝き」、「煌めき」。特にダイヤモンドの美しい輝きは、「永遠に変わらない」ことを意味し、愛の宝石ルビーとともに、古くから結婚指輪の宝石として選ばれてきました。「今日のダイヤモンド」のクラリティーグレード(透明度)はVSクラス(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認でき、微小と特徴づけられる程度。)そのため、肉眼で見てもインクルージョン(内包物)は全く確認することはできませんでした。そこで顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)見てみると、一番上にあるテーブルと呼ばれる8角形の平らな面の中央付近に、「NEEDLE/ニードル」といわれる細長い棒状の内包結晶が発見されました。しかしそれ以外のインクルージョンは発見されず、大変透明度の高いメレー・ダイヤモンドです。最後にカットグレードですが、テーブルの正方形をご覧いただいても分かるように、正方形がやや内ぞりになっています。これも好みなのですが、私は個人的にこの内ぞりのプロポーションが好きで、引き締まった輝きの印象を与えてくれます。逆にこの正方形が外ぞりになると、おっとりとした輝きの印象となります。今日ご紹介した直径2.4㎜のメレー・ダイヤモンドは、愛の石ルビーと交互に並べたモリスブライダルのエタニティリングに使用する予定です。あと一月もすれば、11月22日「いい夫婦の日」あくる日11月23日は「いい夫妻の日」ということで、アニバーサリーのお祝いとして選びにこられるご主人様も多く居らっしゃいます。特に本物志向のエグゼクティブな女性にも人気の高いエタニティリングです。