ダイヤモンド MD0109
Carat(重量) | 0.043ct |
Size(寸法) | 2.2mm |
Quality (品質) | Jewelry( G - VS) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
京都御苑の下立売御門を烏丸通へ出た向かい側に「学問の神様」として知られる菅原道真公生誕の霊地である「菅原院天満宮神社」があります。一番高い場所に社殿があり、その背景には樹齢350年以上と云われる大きな銀杏の木があります。鮮やかな緑から、徐々に黄金色へと毎日少しずつ変化してゆく姿を楽しみながら通勤しています。さて、今日も一石のダイヤモンドの特徴をみていきます。今日ご紹介する「今日のダイヤモンド」の重量は、0.043ct。直径サイズが2.2㎜の小粒のメレー・ダイヤモンドです。カラーグレードは、無色のDカラーから、数えて4つ目のGカラー。一石だけで眺めていると無色に見えますが、Dカラーと並べてみてみると、ほんの僅か、色の違いを感じる程度です。次にクラリティーグレード(透明度)はVSクラス(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認でき、微小と特徴づけられる程度。)そのため、肉眼で見てもインクルージョン(内包物)は全く確認することはできません。そこで顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。ダイヤモンドをフェイスアップ(上面)で見てみると、一番上にあるテーブルと呼ばれる8角形の平らな面に「NEEDLE/ニードル」を二つ発見しました。「NEEDLE」は針(ニードル)のように細長く、透明~白色をしたものさします。このニードルが多いと透明度が低くなり、輝きに影響を及ぼしてしまいますが、「今日のダイヤモンド」の中に含まれる「NEEDLE」は、顕微鏡で80倍に拡大してようやく見える程度のため、輝きに影響を及ぼすことはありません。むしろこのインクルージョンは、このダイヤモンドの個性であり唯一無二の証です。「今日のダイヤモンド」は、メレー・ダイヤモンドを美しく並べて仕立てられる「パヴェリング」に使用する予定です。特にパヴェリングのように、メレー・ダイヤモンドを敷き詰めて並べると、ダイヤモンドのグレードは勿論のこと、蛍光性もチェックしなければなりません。僅かに蛍光反応を持つメレー・ダイヤモンドであれば、さぼど問題はないのですが、蛍光反応の強いダイヤモンドをセッティングした場合、ぽつんと、そのメレー・ダイヤモンドだけ目立ってしまうからです。モリスブライダルで使用するメレー・ダイヤモンドは、すべて蛍光性をチェックし、蛍光反応の無いメレー・ダイヤモンドを使用しています。