ダイヤモンド
MD0110

110

ダイヤモンド
MD0110

ダイヤモンド MD0110

Carat(重量)0.043ct
Size(寸法)2.2mm
Quality (品質)GEM( G - VS)
Fluorecence(蛍光性)NONE

ダイヤモンドの特徴

昨日夕方、京都では真黒い空から大粒の「ひょう」が降り、モリス工房のミャンマーから来た職人たちは、珍しい光景に大変驚いていました。「ひょう」は寒い冬よりも、5月や10月など、春や秋に降ることが多いようです。この時期、地面付近は暖かいのですが、上空には冬のような冷たい空気がやってくることもあり、昨日のように入道雲(積乱雲)が発達して、雷が鳴ったり、「ひょう」が降ったりするそうです。お客様も、大気の状態が落ち着くまで、暫くの間、モリスで顕微鏡を覗きながら、優雅なひと時をお過ごしくださっていました。さて、今日は爽やかな秋晴れの中、一石のダイヤモンドの個性を観ていきましょう。今日ご紹介するダイヤモンドは、直径2.2㎜のメレー・ダイヤモンドです。重量は0.043ct。小粒ではありますが、七色に美しく煌めく姿は、ダイヤモンドの気品を感じます。カラーグレードは、無色透明にDカラーから数えて4つ目のGカラー。ほぼ無色です。クラリティーグレード(透明度)はVSクラス(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認でき、微小と特徴づけられる程度。)そのため、肉眼で見てもインクルージョン(内包物)は確認することはできません。そこで顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)見てみると、一番上にあるテーブルと呼ばれる8角形の平らな面に幾つかのインクルージョン(内包物)が確認されました。極めて小さなクリスタル・インクルージョン(結晶内包物)が数個。そして一か所、こちらも極めて小さなフラクチャー(劈開方向以外の割れ)が確認されました。どちらも80倍に拡大してようやく発見できるほどの、極めて小さなインクルージョンのため、輝きに影響を及ぼすものではなく、また耐久性を脅かすものではありません。これらは、このメレー・ダイヤモンドが自然界の中で結晶した証であり、唯一無二の個性でもあります。地上では、昨夕のように「ひょう」が降る自然現象があるように、地球の深部でも、色々な自然現象が起こっているのです。宝石とは、人間の手の届かないところで育まれ、天然であることが、価値の根源にあります。直径2.2㎜のメレー・ダイヤモンドですが、この一石を眺めていると壮大なドラマを感じるのは私だけでしょうか。

 

ダイヤモンド
MD0141

ダイヤモンド<br>MD0141の画像

ダイヤモンド
MD0141

ダイヤモンドの特徴緑から黄色、黄色から赤。京都御苑の一本の木が織りなす美しいグラデーションの紅葉。紅葉狩りに最高の時期、京都御池通りには、今朝も沢山の観光バスが待機していました。そんな中、見慣れな

ダイヤモンド
MD0140

ダイヤモンド<br>MD0140の画像

ダイヤモンド
MD0140

ダイヤモンドの特徴昨日夕方、少し雨が降った京都ですが、夜には雨も上がり、夜空に美しいお月様をみることができました。11月の満月は昨日ご紹介したように「ビーバームーン」と呼ばれ、多くの方が、美しい月
 お問い合わせ  京都三条本店来店予約  銀座店来店予約 
※郵便番号を入力すると、市区町村まで自動反映されます。