ダイヤモンド MD0111
Carat(重量) | 0.043ct |
Size(寸法) | 2.2mm |
Quality (品質) | GEM( G - SI) |
Fluorecence(蛍光性) | NONE |

ダイヤモンドの特徴
昨夜、夜空を見上げれば、とても美しい「ハンターズムーン」が。10月の満月は「ハンターズムーン」と呼ばれ、10月は狩猟に最適な月だったことから、アメリカの先住民によって名付けられたそうです。さて、今日も一石のダイヤモンドを観ていきましょう。今日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、直径サイズが2.2㎜、重量は0.043ctの小粒のメレー・ダイヤモンドです。このメレー・ダイヤモンドは、お仕立て直しの際、元のリングに留められていたメレー・ダイヤモンドです。カラーグレードは、無色のDカラーから、D,E,F,Gと上から順番に数えて4つ目の、ほぼ無色のGカラー。クラリティ・グレードは、SIクラス。Slightly Included(スライトリー・インクルーデッド)10倍に拡大して特徴(個性)等が容易に発見できる。拡大して発見後、その特徴の場所を確認しながらであれば、肉眼で目視できる場合がある。)「今日のダイヤモンド」を顕微鏡で80倍に拡大してみてみましょう。ダイヤモンドをフェイスアップ(上面)から見ると、一番上のテーブルと呼ばれる8角形の平らな面の端っこに、白いクリスタルインクルージョンが数個、黒いカーボンが一つ発見されました。これらは、肉眼では全く発見できない極めて小さなインクルージョンのため、輝きに影響を及ぼすことはなく、また耐久性にも問題はありません。むしろ、このインクルージョンは、天然の宝石という証です。そして最後にカットグレードですがダイヤモンドの評価の中で唯一、人の手の加わり方が評価対象となる区分です。今まで研磨跡が気になるダイヤモンドに出合ってこなかったため、「今日のダイヤモンド」では説明していなかったことですが、実はカットグレードは、正確なプロポーションとの整合性と、仕上げの丁寧さ(表面研磨の質と形の対称性)で決まります。プロポーションの整合性は専用機器による自動測定で、仕上がりの丁寧さは、熟練の鑑定士が10倍に拡大し、目視観察によって評価するのですが、「今日のダイヤモンド」は、表面にほんの少しだけ、研磨跡が確認されました。このように、ここ数日、同じサイズのメレー・ダイヤモンドの特徴(個性)を観ていますが、ルースケースに並べていると、どれも同じように見えますが、一石一石、その特徴(個性)には違いがあり、二つとして同じものはありません。全て唯一無二の地球からの大切な預かりものです。