トパーズや水晶に似た石
・鉱物名(和名) danburite (ダンブリ石) | ・主要化学成分 ホウ酸ケイ酸カルシウム | ・化学式 CaB₂Si₂O₈ | ・光沢 ガラス光沢~脂肪光沢 |
・晶系 直方晶系 | ・比重 2.9-3.0 | ・屈折率 1.63-1.64 | ・へき開 不明瞭 (1方向) |
・硬度 7-7.5 | ・分散 0.017 | ◇産地 ミャンマー | ◇サイズ 1.45ct 7.2/6.2/5.0 (mm) |
無色で透明度が高い結晶は、かつてはダイヤモンドの代用とされたこともある。
見かけはトパーズや水晶に似た鉱物で、本来は無色だが、琥珀色、灰色、ピンク、黄などのカラーバリエーションがある。ガラス光沢の柱状結晶で条線がある点はトパーズと共通するのが、明瞭な劈開がない点は水晶と共通する。変成岩や、比較的高温で形成されたペグマタイトからも見つかる。無色で透明度が高い結晶はファセットをつけられ、かつてはダイヤモンドの代用とされたこともある。名前は、発見地の米国コネチカット州ダンベリーに因む。◇出典(参考文献)起源がわかる宝石大全(ナツメ社)