微妙に有曲的な線と直線で仕上げたこのルビーは、美しい湖を思わせます。湖の静寂と沸き立つ喜びを表現しました。
詳細
品番 | M105 |
素材 | K18WG |
ルース情報 | Ruby 0.46ct |
産地 | Myanmar |
ルビーの特徴
柔らかで優しい色調とスッキリした印象を与える透明度に加えて、スクエアカットとオーバルカットが1つに合わさったような独特な形が特徴的なルビーは、ミャンマー最北部カチン州のルビー鉱山、ナヤン鉱区より産出されました。原石ルビーの研磨作業の難しいところは、経験を重ねてもルビーの原石には、個性があり、その特徴はまちまちです。研磨作業中に、職人のミスではなく、通常の作業を進める中で、いきなり割れてしまったり、表面に不思議な模様が浮かんできたりします。経験豊富な職人でもやって見なければ分からないのがルビーの研磨です。モリスSGカットと呼んでいる不規則な形は、創業当時は、オーバル、ペアー、ラウンドシェイプなどの既成の形にカット研磨をするのが当たり前でした。まだ銀座に、お店が無く同業者への卸売をしていた時に「形が悪いから研磨し直して…」と返品が多く、宝探しをしてやっと見つけてきたルビーが、オーダーに合わせる為に、どんどん小さくなっていくのが、悲しかった事を覚えています。採掘の現場すら見たことも無い人に、お金を払う側だというだけで、上から目線で指示が出る…そして貴重な生地が消えて行く。そしてある時、業者にたずねました。なぜ、既成の形ではないといけないのか?。「そう決まっているから、その通りやれば文句は言われないし、一つずつ違っていたら1000個どうやって作るんだ?」という返事でした。天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、そんなにたくさんないので、現場を知らないことに驚きました。それから古い書物を買い集めたりして調べると、カット研磨の歴史は長くとも、ダイヤモンドのラウンドブリリアントカットができて商業的に宝石が一般大衆化されたことで、一括大量生産し、全国で一気に販売するスタイルが広まりましたが、その方法は、数量的に多いダイヤモンドに向いていますが、希少性の高いルビーは、原石の個性に合わせた形にするのがいいと思います。さて、この変わった形のルビーは、どんな方と相性がいいのでしょうか?
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