00このルビーは有機的な形が美しいです。まるで土の中から生まれてくる新しい命のようです。このリングは、今まで見たことのない、新しく美しい生命体をイメージして、表からも裏からも有機的な曲線で構想(デザイン)しました。自然のままの形を変えずに、また若干だけ手を加えて、あるがままの姿をそのまま美しいと感じてきた日本の美的感性を表現しました。
詳細
品番 | 101 |
素材 | K18YG |
リングサイズ | 12号 |
ルース情報 | Ruby 0.78ct Dia0.08ct |
産地 | Myanmar |
ハートシェイプと言えばいいのか?どうにも形容しにくい不思議な形のピンキッシュルビーは、ミャンマー最北部カチン州のナヤンルビー鉱山にて発掘された原石の形をそのままに、ただ磨き上げました。顕微鏡で拡大して、このルビーの中を覗くと、褐色の結晶やカルシウムと思われる結晶、シルク(ルチルの針状結晶)インクルージョンとミャンマー産を代表するような組み合わせの景色に出会います。品質を見て行くと美しさは「B」、色の濃淡は、キューレット(宝石下部の尖った部分)側に少し光が抜けてしまっていることも考えると「#3」で、ジュエリークオリティ、ただ、この個性的なルビーの良さであり、特徴はこのルビーの「形」です。ダイヤモンドの既成の形に見慣れた方からすると「これが宝石なの?」と仰るかも、知れませんが、宝石の原石は、発掘された瞬間、すべての原石の形は違い個性があります。ダイヤモンドは、光の反射で価値を高める宝石なので、正確にカット研磨して、テーブル(宝石上部の平らな部分)とクラウン(それを取り囲む冠状の部分)から入った光が、代位やモンド内部で上手く反射されて、テーブルとクラウンからキラキラとした輝きを楽しむ宝石なので、人の手がによってレベルが上ったり下がったりする要素(カットの状態)が多いのですが、それでもダイヤモンドの原石の形にも個性があります。それに対してルビーの場合はどうでしょうか?歴史に残るようなルビーの形は、たいていこのハートシェイプの歪んだように、人間の法則とは全く関係のない「自然の形」が優先されています。色々な宝石がある中でも、ルビーは特にその傾向が強い。歴史的にも名の通るロイヤルファミリーが持っていたルビーなどを見ても、ダイヤモンドを見るような目で、そのルビーをみたら、グニャっと歪んだものが多いことに気付くとおもいます。なぜルビーは、国王が着けるようなものでも歪んでいるのかについては、ルビーの極端に高い希少性が原因だと思います。私たちモリスは、日常、ルビーの査定をしますが、最高の宝石とされている天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、その中で1%はないでしょう。宝石の中で飛びぬけて希少性が高いという事実は意外と世の中では知られていません。1gで~億円する天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、普通にあります。自然の造形美…歪んでいても削り取る部分を最小限にして個性を最大限に発揮しようとするモリスの取り組みの主旨がお分かりいただけると思います。「失われたら終わり…」大切に磨きたいと思います
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