CONCEPT
花咲く日まで Until the day when it blooms 今はつぼみでも、いつか必ず花開く今しか見られない経験や景色や出会いを心から楽しんで 花咲く日には宝物になっているはず
ダイヤモンドとルビーで花のつぼみを表現しました。これひとつでももちろん、お手持ちのリングとの重ね付けにもぴったりなアイテムです。様々なスタイリングをお楽しみください。
詳細
品番 | M18 |
素材 | Pt900 |
リングサイズ | 10号 |
ルース情報 | Ruby 0.06ct |
産地 | Myanmar |
天然無処理で美しいということは、それだけでも特別なことです。この色の濃淡では、さすがにルビーとは言えずファンシーカラーサファイアですが、ミャンマー北部カチン州のナヤン鉱山で採掘された小粒で丸い原石をラウンドブリリアントカットに磨きました。私たちモリスのスタッフが、鉱山でこのルビーの原石に出会わなければ、恐らく永遠に私たち人間が着けることは無かったと思います。人間が製造できるものに囲まれて生活をしている私たちはなかなか感じることはできませんが、大自然の造形美であり、四大宝石の中でも群を抜いて希少性の高いルビー(これはピンクサファイアなのか色の薄いパープルサファイアなのか…ファンシーカラーサファイアと呼ぶのが一番適しています)の原石は、出会うチャンスを逃したら、永遠に手に入れることはできません。そこで採掘したモリスの鉱山現場監督のイエッチョーが居て、彼の判断が良く、その場所を掘った…だから出会えたのです。そういう物語があるので、たとえピンク色の原石でも、私たちのお宝としてお届けしたいと思います。鉱山での実話があります。ザッポーというナヤンのルビー鉱山では期待の鉱区があり、そこに進出することを決めて、鉱区を移動しました。採掘初日のこと。イエッチョーが、「よしここから掘るぞ!」とマーキングをつけるために杭を刺した場所から5ctのジェムクオリティの原石が産出しました。採掘、初日のことです。現地から写メールが届き、イエッチョーと今は銀座店にいるミヨテが大喜びで原石と一緒に写真に収まっていました。天にも昇る思いでした。恥ずかしい話ですが、私は「これで努力は報われた…億万長者になった!」と過信しました。…しかし、自然は残酷です。現地では、懸命な作業が続きましたが、それから6カ月間、この鉱区からはルビーの原石が全く見つからず、あっという間に、資金難い陥ってしまいました。結局、3人でミーティングをして、泣きながら、そのお宝の原石を手放すことになりました。私は今でも、そのことが、私たちモリスに対する大自然からの説教だったと思っています。学んだことは、お宝ルビーは、相応しい方に出会ったら、迷わずお届けすること…ということです。5ctを超えるお宝には、そうそう出会えません。あの時に、迷わず、日本の相応しい方にお届けしていれば…と今でも後悔しています。このサファイアには、そういう喜怒哀楽を経て宝探しをした記憶がこめられています。たとえピンキッシュでルビーに見えなくても色の淡い、ファンシーカラーサファイアの値段でお届けすれば立派な天然無処理で美しい宝石です。商業的に人為的に処理をして美しさを改良して、パッと見た感じがキレイなルビーよりも、よっぽど立派な宝石だと思います
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