CONCEPT
花咲く日まで Until the day when it blooms 今はつぼみでも、いつか必ず花開く今しか見られない経験や景色や出会いを心から楽しんで 花咲く日には宝物になっているはず
ルビーで花のつぼみを表現しました。これひとつでももちろん、お手持ちのリングとの重ね付けにもぴったりなアイテムです。様々なスタイリングをお楽しみください。
詳細
品番 | M23 |
素材 | Pt900 |
リングサイズ | 10号 |
ルース情報 | Ruby 0.05ct |
産地 | Myanmar |
パープリッシュなルビーは、ミャンマー最北部カチン州のナヤン(Nam-Ya)鉱山から産出された丸く小さな原石をラウンド型に磨きました。宝石内部から湧き上がるようなキラキラとした輝きが特徴的な一石です。一般的には「パープルサファイア」と呼ばれると思います。宝石品質判定のクオリティスケール上では、美しいが欠点があるもの「C」をつけているのは、欠点ではないし、このルビーの個性なのですが、色調の紫味が強い部分があり、ルビーとして美しい「B」は厳しいと判断しました。そして色の濃淡は「#4」になりアクセサリークオリティです。パープルサファイアとしてのクオリティスケールをつくったとしたらジェムクオリティになります。この色の感じが好きな方には、私はそう説明させていただきます。皆さまは、一般的にサファイアといえば青い宝石を思い浮かべられると思います。Al²O³(酸化アルミニウム)の結晶に鉄とチタンがある電荷で入るとブルーになりますが、他の金属元素などが入ると紫、青、緑、黄、オレンジとその姿を変えます。そしてクロム(Cr)が入って赤くなったものだけをルビーと呼びます。要するにルビーとサファイアは同じ鉱物なのですが、同じ大きさだったすると市場価格もそうですが、宝石としての価値は、かなり違ってきます。鉱物学、宝石学が発達して、ルビーとサファイアは、同じ鉱物であることが分かった頃には、伝統的な価値観に大きな違いがありました。1500年代中頃のイタリアフィレンツェのポンテ ヴェッキョ(ヴェッキォ橋)に胸像が飾られているヴェンヌートチェリーニの「物価」という本では、宝石の1ctあたりの値段で、ブルーサファイア金貨30枚、ダイヤモンド金貨100枚、エメラルド金貨400枚、ルビー金貨800枚と記されているとのこと、これは、名古屋市立大学客員教授の守誠先生の著書より引用した情報ですが、これらの文献でも分かることは、すでに歴史的に長い間、宝石の頂点にあった「ルビー」の名前は、特別で、絶対的な価値が確立されており、分析結果ぐらいでは、その地位は揺るがなかったということです。パープルサファイアでも、パープリッシュルビーでも…呼び方よりも、この天然無処理で美しい宝石を手にのせてみて、どう感じるか?好きかどうか?の方が重要だと思います。
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