ミャンマー産ルビー、これはモリスのピジョンブラッドの見本。
品質は、ジェムクオリティという最高品質。ルビーの品質には、この他に冠婚葬祭等で立派に映えるジュエリークオリティ、普段使いに向いているアクセサリークオリティの3段階に分けてみると理解しやすくなる。
同じ大きさのミャンマー産、天然無処理のルビーだとしても、品質によって、売り買いされる時の値段は100倍ぐらいの差が生じることもある。
気を付けなければならないのが「ピジョンブラッド」という呼び方。元々は、素晴らしいルビーを称えるために使われていたが、今では、アクセサリークオリティだと判定する品質のルビーでも、色さえ合致していれば鑑別書(分析結果報告書)に、「ピジョンブラッドレッド」とコメントされる。ルビーの品質は、天然かどうか?宝石の種類はどうか?原産地はどうか?処理の有無はどうか?美しさ、色の濃淡はどうか?欠点はないか?サイズはどうか?など、それぞれをしっかり判定するべきで、色だけでルビーの品質は見分けることはできない。注意してほしいところ。また、宝石ルビーの「価値」を評価する時は、品質だけではなく、それぞれ品質ごとの産出量、市場での人気、それに加えて、伝統と慣習も考えあわせて行う。
太古より宝石の中で最も価値が高いと認識されていたルビーは、人工的に合成されたものの種類も最も多い。人為的に美しさを改良したものも多い。
ルビーは専門に研究し続けなければ、とても品質保証などできない難しい宝石である。
ホンモノのピジョンブラッドのルビーをご覧になりたい方は、是非、問い合わせてほしい。

ピジョンブラッドのルビー
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