希少性の高いミャンマー産のルビーが、なかなか日本に届かなかったのは…

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キプロスで発見されたビザンチン真珠のネックレス

採掘をしている人が「宝物」として持っていたいもの

<【地中海に浮かぶキプロス島で発見されたビザンチンのネックレス】

説明文より1902年にキプロス島からバスで発見された真珠とエメラルドのビザンチンのゴールドネックレス西暦500~700年シンプルでエレガントな金のネックレスには、テリの良い真珠とビザンチンの時代にはエメラルドと呼ばれていた一種、軟らかい水晶が使われている。…ここまで説明文引用。>

今回のメトロポリタン美術館で見たビザンチンのジュエリーを見て感じたのは、宝石の種類よりも「色」が重要視されているということです。緑色の水晶などもエメラルドと呼ばれていたと説明文に書かれているが、同じ時代の他のジュエリーに使われている赤い石もガラス越しで見る限り「ルビー」よりも「スピネル」「ガーネット」が多く、緑の石であればエメラルド、赤ければルビーと認識されていたようです。すでにルビーもエメラルドも宝石として認識されていたので、宝石学が発達する前、エメラルドと呼ぶことで価値観が上がったのは容易に想像できることです。これは原産地ではなく、交易で宝石を手に入れていた国にはよくあることで、宝石を産出するインドなどでは、同じ赤色でもルビーを頂点に、スピネル、ガーネットを見分けて違うものとして認識されています。私たちモリスが、約20年前からミャンマーのルビー鉱山で仕事をしてきて分かったのは、採掘をしている人が「宝物」として持っていたいものは流通しにくい…ということでした。自分自身で採掘をして実感したのは、「やっと見つけた希少な宝の石」、次に、「いつ出てくるか分からない宝石」は、そう簡単に売りたくないということでした。本当に希少なルビーは、自分で持っておいて、たくさん見つかるものを「商材」として売りたかったはずです。もし、仕方なく手放すとしても、近しい人に「お譲りする」感じだろうな…と。宝石が産出される現場の情報が消費国に伝わらないのは今も昔も変わりないはずです。今は、原産地の情報がインターネットで見ることができる時代。自分たちが宝物として持っていたいルビーをお届けしていきたいと思います。

 

 

 

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