力強いルビーの色調とバランスよいプロポーションが特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、中北部の世界的に名の知られているルビー鉱山モゴック(Mogok)にて発掘された小粒な原石をラウンド型のブリリアントカットに磨きました。サイズは縦横が2.5m/深さは1.2㎜、重さは0.07ctとメレサイズです。高品質な無処理で美しいルビーは、モリスのエタニティリングや、マレッジリングのワンポイントとして活躍することでしょう。よく「1ctにも満たない大きさのルビーをわざわざ顕微鏡でインクルージョンを撮影して、一つ一つのルビーに保証書をつけているのは、バカげている」という声を聞くことがありますので、ひとこと申し上げたいのは、宝石ルビーとしてお届けするからには、1㎜のルビーでも「宝の石」であることを保証しないとプロではないというのがモリスの考えです。よく、宝石を販売する取扱業者が、鑑別業者が発行する「鑑別書」=分析結果報告書に記してあることを保証書のように使って、ルビーを含めた宝石を販売している姿を見ますが、本来プロのジュエラーであったら、自分が販売する宝石の品質は、自分で保証するべきです。鑑別書は、あくまでセカンドオピニオンであり、自分の鑑別眼、審美眼が間違いないかを確かめるための参考意見です。自ら宝探しをして手にしているのがジュエラーです。宝石研究所の博士たちが日々、分析をして研究をしてくれている分析結果も重要です。なぜなら、博士たちの研究によって宝石とそうでないものが分けられるからです。宝石の定義のひとつに「経年変化が無い」というものがありますが、時間が経っても変わらず残るものなのです。私たちモリスが1㎜のルビーでも顕微鏡を覗くのは、持つ人の思い出がいつまでもキラキラと輝かせる宝石であって欲しいからです。…という訳で、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4」のジュエリークオリティ(高品質)です。小さくてもいつまでも変わることのないお宝です。