ミャンマー産 天然無処理ルビーモリスルビー13JL0100

青味を感じさせるルビーの色調とインクルージョンが少しだけ多いものの高い透明度と彩度、バランスの良いオーバル型のプロポーションが特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。ミャンマーを縦断している活断層ザガインフォルト、S字状に曲がったところのごく僅かな地域（約１０マイル四方）に、地下40㎞で結晶したルビーが上がってくる場所があります。ミャンマーに３か所あり、モゴックとナヤンはピジョンブラッドルビーを産出する鉱山です。（もう一つのモンスー鉱山は無処理で美しいルビーの原石は観たことがありません）このルビーは、一番北部にある鉱山ナヤンで産出された原石をオーバル型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦4.7㎜/横3.8㎜/深さ2.5㎜、重さは0.43ctで、大きな原石が産出されにくいナヤン産と考えた場合、かなり立派なサイズです。そして宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「C」欠点はあるが美しいもの、前述の通り、透明度もそこそこ高いのですが、赤色にムラがあり（色ムラ）それを欠点として判定しました。色の濃淡は「#3.5」、クオリティスケール上の35マスをGQ/JQ/AQの3つのゾーンに分けた場合、AQアクセサリークオリティ（宝飾品質）になります。色ムラがあり、それを欠点として捉えたためアクセサリークオリティですが、美しいピンキッシュルビーで、アクセサリー（ジュエリー）に仕立てる際に、このルビーの特徴を良く分かって構想を考えると立派なJQジュエリークオリティに見えると思いますので、手の上に乗せて相性が良いかどうかを確認する際には、アクセサリーに仕立てた時のこともイメージしながらみて欲しいと思います。いつも説明を付け加えていることですが…3ゾーンは、値段の説明をするための道具であり、なぜその値段なのか？をご理解いただくためのものです。アクセサリーに仕立ててしまったら色ムラは見えなくなるかも知れませんが、ご購入前に品質の説明を聞いていただきたいと思います。そして「思ったよりも安い！」とお感じになられるかも知れませんが、AQなのがその理由です