モリスルビー17JL0008
カラット | 1.12ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | Jewelry |
Size(サイズ) | 6.9/5.3/3.3 |

モリスルビー17JL0008 1.12ct Myanmar Jewelry

ルビーサイズ6.9/5.3/3.3
ルビーの特徴
少し青みの強い色調と高い透明度、磨くとシャープな輝きを発揮して、どちらかというと少し硬いイメージ…ミャンマー最北部カチン州の幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で産出されるルビーによく見られる特徴です。
対してモゴック鉱山産のルビーは、少し黄色みが強く、結晶のキラキラ感というよりも、全体の優しい赤色が全体に広がる感じが強い特徴があります。もちろん産地別の差よりも、それぞれの個体差がありますので、一概に言えませんが、ナヤン産ルビーとモゴック産ルビーには、それぞれ違ったキャラクターがあり、好きな方も違ってきます。このルビーは、そのナヤン鉱山産の特徴を非常に強く放つ天然無処理で美しいルビーです。その少し硬いイメージのナヤン産の結晶を少しクッション型に近い、オーバル型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦6.9㎜/横5.3㎜/深さ3.3㎜、重さは1.12ctとナチュラルルビーとしては、とても大きな存在感のあるサイズです。
このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさは「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は、「#3.5」、品質をクオリティスケール上で3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ(高品質)です。
元々入っているネガティブクリスタルの部分に鉄分と思われる物質で少し黄色い帯が入っております
透明度は高いのですが、元々入っているネガティブクリスタルの部分に鉄分と思われる物質で少し黄色い帯が入っており、偶然にもそれが少し結晶の優しい光に影響しているかも知れません。内側を顕微鏡で覗いてみるとルチルの針状結晶がシルクを編んだように内包されていることから「シルクインクルージョン」と呼ばれるものや、白いカルサイトの結晶と思われるインクルージョンが確認することができます。モゴック鉱山産のルビーの場合には、ここで必ずといいほど、写真に写りこんでくる糖蜜状組織がやはり、このルビーでも見られない…これもナヤン産ルビーらしいな…と感じる部分です。ナヤン産ルビーが、あとどのくらい産出が続くか?は、分かりませんが、なるべく多くのインクルージョンのデータを残しておきたいと思います。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。



特別講演開催決定
2022年8月21日(日) (13:00~15:00国際文化会館)
この度、モリスでは諏訪氏を迎え、「時間と場所を越えて受け継がれる宝石」をテーマに、
宝石品質判定を考案されたいきさつ、そして実際にどのように使うのか?実践を交えてご講演頂きます。
2021今日のルビー
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