モリスルビー22MYM0036
カラット | 0.04ct |
Origin(産地) | Myanmar |
Quality(品質) | jewelry |
Size(サイズ) | 2.2/2.2/1.1 |

モリスルビー22MYM0036 0.04ct Myanmar jewelry

ルビーサイズ2.2/2.2/1.1
ルビーの特徴
ラウンド型に綺麗に磨かれた天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、ピンキッシュながら色ムラもなくしっかりとしたルビーの色調が結晶全体に広がっています。
サイズは、直径2.2㎜、深さは1.1㎜と小粒なメレサイズですが、しっかりと磨かれています。特に、フェイスアップ(テーブル面を上から見た姿)で見た時に、バランスの良いバックファセット(宝石下部のパビリオン側の切子面)がはっきりと見えます。よくダイヤモンドでこういうバランスの良い仕上りによって、ハート型、そして矢印型の模様が浮かび上がってくる姿を「ハート&アロー」と呼びますが、このバランスの良い仕上りだとハートのような模様が浮かび上がってくるかもしれません。
このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさは「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は「#3.5」、品質を3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ(高品質)です。顕微鏡でこのルビーの内側を覗いてみると、ルビーのインクルージョンとしては代表的なシルクインクルージョン(ルチルの針状結晶がシルクを編んだように見える)が確認できます。
インクルージョンはルビーの結晶した産地を見分ける時の手掛かりにします。
私は、いつもこのシルクインクルージョンの入り方、見え方である程度、結晶した産地を見分ける時の手掛かりにします。モゴック産ルビーに内包されるシルクインクルージョンの特徴は、短い結晶が60度/120度で交差し、そして光の当て方を変えることによって、青色、金色、白色…と虹色に輝きます。見慣れると、他の産地のシルクインクルージョンとは明らかに違うことに気づきます。そして、加熱処理の有無を見分ける時にも非常に重要な手掛かりになります。モリスでは、2006~2007年にヤンゴンの自社ルビー研究所において、ルビーの加熱処理実験を行ったことがあり、米国にあるダイヤモンドのレポートで有名な某研究所のカリフォルニア、カールズバッドの研究室と処理の有無について情報交換しながら研究した時のデータですが…低い温度で加熱処理をした場合、シルクインクルージョンしっかりと残りました。ですから、シルクインクルージョンが溶解していないから加熱処理されていない…というそれまでの説は覆りました。しかし、低温であっても、虹色に輝いていたシルクインクルージョンは、低温加熱した時にも、シルクの形状はほとんど変わりませんでしたが、虹色は無くなりました。一つではなく、複数個の熱変化を見つけてから、私は、加熱処理の有無を見分ける時の目安にしていますが、このルビーのシルクインクルージョンは、天然無処理で美しいミャンマー産ルビー、それもモゴック鉱山産の特徴そのものです。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。



特別講演開催決定
2022年8月21日(日) (13:00~15:00国際文化会館)
この度、モリスでは諏訪氏を迎え、「時間と場所を越えて受け継がれる宝石」をテーマに、
宝石品質判定を考案されたいきさつ、そして実際にどのように使うのか?実践を交えてご講演頂きます。
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2021今日のルビー
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