純色の赤が強い色調と高い透明度、そして彩度と形が申し分ない素晴らしい品質の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、ピジョンブラッドルビーを産出する鉱山として世界的にその名が知られるモゴック(Mogok)で発掘された原石をヤンゴンでオーバル型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦3.8㎜/横2.9㎜/深さ2.3㎜、重さは0.22ctと小粒ですがバランスの良いプロポーションによってキラキラと美しい赤い輝きが湧き上がってきます。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#6」、サイズを考えるともう少しだけ淡い方が魅力を最大限に発揮されたと思いますが、好みが分かれるところです。そして品質を3つのゾーン(GQ/JQ/AQ)に分けた時、GQジェムクオリティ(最高品質)になります。小粒ながら、その高い品質によって存在感が強いルビーですので、結婚指輪など人生で特別なイベントで使っていただきたいと思います。ブライダルリングで使う宝石といえば皆さまは、ダイヤモンドが思い浮かぶと思います。男性が女性に膝をついて「結婚してください=Will you marry me?」とプロポーズする時に差し出す指輪にはダイヤモンドが着いているのが一般的なイメージです。モデルになっているのは、時代はルネッサンス期、宗教改革をすすめたドイツの大司教だったマルチン.ルターが、カテリーナ.ボン.ヴォラさんへのプロポーズですが、その時に差し出されたリングに使われていた宝石は、ルビーです。先日、ドイツのライプツィヒにある博物館に展示されている500年前につくられた実物を観てきましたが、まず間違いなくミャンマー産ルビーでしょう。一般的にはダイヤモンドになってしまったブライダルリングですが、イタリアの最後の王妃の結婚指輪もルビーですし、フェイスブックの創業者マーク.ザッカーバーグもルビーの指輪を贈っています。今でも特別な人たちはルビーを結婚指輪に使っています。このジェムクオリティのルビーは、結婚指輪に相応しいと思います。