ミャンマー産 天然無処理ルビーモリスルビー23MY0012

直径2.4㎜の小粒でキラキラと輝く天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国最北部にある幻のルビー鉱山ナヤン（Nam-Ya）で発掘された小さくて丸い原石をヤンゴンでラウンド型のブリリアントカットに磨きました。サイズは前述の通り2.4㎜の直径と深さ1.5㎜、非常にいいプロポーションで、それがキラキラとした輝きにつながっています。紫と褐色味を同時に感じさせる色調は、黄色味を帯びた色調よりは少し硬い印象を受けます。彩度は普通ですが、驚きの透明度の高さです。顕微鏡を使ってこのルビーの内側を覗いても、慣れていない人では、小さな結晶インクルージョンとナヤン産独特の糖蜜状組織は見つけることはできないでしょう。インクルージョンの撮影をしたのは、モリス銀座店にいるミヨテ、さすがです。彼は、ナヤン鉱山で開発担当のモリスヤンゴンのイエッチョーと一緒に採掘をしていたプロ中のプロで、世界で一番多くの天然無処理のミャンマー産ルビーを観た男です。大自然の造形美であるルビーの原石をどのような形にすれば、結晶の生地を無駄にせず、美しさを発揮させられるかを日々考えているモリスルビーの立役者です。モリスのシンギュラリティカットも彼とミーティングしていて生まれた発想です。さて、キラッと輝きがながら硬派な感じのするこのルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は「#5」、35マスのクオリティスケールを3つのゾーンGQジェムクオリティ（最高品質）、JQジュエリークオリティ（高品質）、AQアクセサリークオリティ（宝飾品質）に分けた場合、GQジェムクオリティに入ります。「寄ってたかってワイワイと大人が0.06ctの小粒なルビーに、何をそんなに真剣になっているのだ…」と笑われることはありますが、このルビーを結婚式や還暦のお祝いなどアニバーサリーで使う人にとっては、大切な思い出カプセルであり、たった一つの宝石です。私だったら、大きさに関係なく「うるさい」人に任せたいと思うし、それがモリスルビーのスタイルです。